マーベルの人気シリーズ「アベンジャーズ」の中で、リーダーとしてチームをまとめているのが「アイアンマン」ことトニー・スタークです。
天才発明家のトニーはこれまでにパワードスーツをいくつも開発していますが、2018年公開の「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」で登場した「Mk.50」というスーツは本編公開前にフィギュアの発売が決定し、ファンの間で特に話題になりました。
今回は映画のあらすじと合わせて、「Mk.50」がどんなスーツなのかを詳しく見ていきましょう。
「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」とは?
「アベンジャーズ」シリーズ3作目として制作された「インフィニティ・ウォー」は、2017年に公開された予告編の再生回数が24時間以内で2億回を突破し、本編公開前から注目を集めました。
話題になった予告編はこちら
「インフィニティ・ウォー」あらすじ
画像出典:Amazon
6つの異なるエネルギーを持った結晶で、これまでのマーベル作品でも物語の鍵となるアイテムとして登場してきた「インフィニティ・ストーン」が今回はより重要な存在となってきます。
ストーンをすべて集めると「デシメーション」という、全宇宙規模の大量殺りくが可能になります。今作の敵役である凶暴なタイタン星人・サノスはこのデシメーションで全宇宙の半分を滅ぼし、宇宙の均衡を保つことを目標にしていました。
一方で、特殊な能力や技能で宇宙を守るヒーローチーム・アベンジャーズは前作で解散状態となっていましたが、サノスの脅威を知って再び集結し、同じく宇宙を守ってきたドクター・ストレンジやブラック・パンサー、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのメンバーと協力してサノスに立ち向かいます。
トニーは伝説の超人兵士キャプテン・アメリカと共同でアベンジャーズのリーダーを務めており、「インフィニティ・ウォー」では様々な惑星に散らばるストーンを守るため、二手に分かれてサノスやその手下たちと対峙します。
Mk.50が「究極のアイアンマンスーツ」と呼ばれる理由
正式名称は「Bleeding Edge Armor(ブリーディングエッジアーマー)」と言います。映画の公開前に発表されたフィギュアについていた通称が「Mk.50」なんです。
日本語に直訳すると「最先端の鎧」となるこのスーツは「アベンジャーズ」の原作コミックにも登場しています。
特徴その①「生えてくる」スーツ
これまでのアイアンマンスーツは完成したものをそのまま着用する、まさに「鎧」だったのですが、Mk.50はスーツを限りなく小さく、また体内に埋め込むことができる技術「ナノテク」を採用しており、身体の内側からスーツを装着することができます。
普段はトニーの胸に埋め込まれたチップの中に保管されていて、戦うときにはそこから全身に広がるようにして装着し、強靭な鎧となるのです。
「装着」というより「変身」に近いですね。
特徴その②一心同体
Mk.50の装着はトニーの意思によって完了します。従来のスーツはAIとの通信を使って各パーツごとに装着していたので、すべて装着できるまでに時間がかかる場合がありましたが、Mk.50は数秒で装着できます。
武器もトニーがイメージしたものが瞬時に生み出せるようになっていて、サノスとの一騎打ちではあらゆる武器を駆使して戦いに挑みました。
特徴その③とにかく頑丈!
Mk.50はナノテクを採用したスーツに人工筋肉を重ねた二重構造になっていて、従来のスーツと比べてより大きな衝撃からトニーを守ることができます。
また、修復能力も備わっていて、万が一傷ついたり壊れてしまってもすぐに直すことが可能です。
攻撃も防御も思いのまま、というところでも、Mk.50は「究極」と呼ばれるにふさわしい性能を持っていました。
「究極」のはずが・・・戦いは意外な結末へ
新たな装備と仲間たちの協力でサノスを倒す、と思われたアベンジャーズでしたが、クライマックスではサノスに6つのストーンを全て奪われてしまいます。
サノスはストーンの力でデシメーションを起こし、全宇宙の生命を半分、無作為に消し去ります。それと同時にサノスはどこかの惑星へワープし、生き残った者たちが茫然としている中で本編が終わります。
マーベル作品の中でも「ヒーローが負けて終わる」というのはかなり珍しいことですが、もともと「インフィニティ・ウォー」は次回作の「アベンジャーズ/エンドゲーム」との2部作構成とされていました。
制作が決まった当初はタイトルも「エンドゲーム/パート1」「パート2」となっていたのですが、それぞれが映画として独立しているという理由で「インフィニティ・ウォー」と「エンドゲーム」という別々のタイトルになりました。
生き残ったメンバーは「エンドゲーム」で再びサノスと戦うことになるのですが、今回はここまでです!
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※dTVでの配信は6月1日までとなっています。