はたらく細胞・アニメ第1話「肺炎球菌」あらすじ(ストーリー)紹介!

寛太
皆さんは、自分の身体の中でどんなことが起こっているか知ってますか?
優子
うーん、あんまり気にしたこともないからよく分からないわ。
寛太
このアニメでは、そんな身体の中で働く細胞たちのことを知ることができます。

ネタバレ注意:以下の内容にネタバレを含む場合があります。

『はたらく細胞』ってどんなアニメ?? 

画像出典:amazon

概要

『はたらく細胞』は、作者・清水茜による、「月刊少年シリウス」(講談社)にて2015年から連載されている大人気漫画で、ジャンルは、科学・擬人化・コメディ。

人間の体内に存在する、主に免疫系の細胞のはたらきを擬人化したアニメで病原体をモンスター化して表現している。

2018年よりアニメ版の放送がスタート(2018年7月〜2018年9月)し、現在2期目の放送が決定している(2021年1月〜)。

第1話 『肺炎球菌』あらすじ・ストーリー紹介

人間の体に存在する約37兆2000億個もの細胞が毎日元気に働いている。

赤血球はヘモグロビンを多く含み赤く、血液の循環によって全身に酸素と二酸化炭素を供給する。つまり、身体の中を駆け巡り、身体中の細胞に酸素を運搬し、肺には二酸化炭素を運搬している。

物語の舞台は、そんな細胞たちが働く身体の中。

あるとき、新人の赤血球が今日の分の酸素を届けていたとき、血管内皮細胞が割れ、細菌たちが体内へ侵入し赤血球たちを襲う。

そこに現れたのが、白血球(好中球)だった。

好中球の役割と言えば、外部から侵入した細菌やウイルスを排除すること。好中球は血中の白血球の半数以上を占める。白血球たちの働きにより、細菌たちはあっという間に排除された。

救ってもらった赤血球は白血球に礼を言い、「どういたしまして」と白血球は礼儀正しく返事をする。

赤血球は仕事に戻り、肺へ二酸化炭素を運ぶ。しかし、誤って心臓に向かう血液の逆流防止弁である”静脈弁”に進入しようとしてしまい、注意される。

さらに再び誤って開けた扉の先は”脾臓”で、白血球の一種であるマクロファージに心配される(マクロファージには、細菌などの異物を駆除し、抗原や免疫情報を見つけ出す役割がある)。

やがて周りには誰もいなくなり、仕方なく傍の扉を開ける。するとそこには、先ほどの細菌の生き残りが潜伏していて赤血球に襲いかかる。

そこに再び現れた白血球。細菌が放つ莢膜(きょうまく)という、白血球からの攻撃から身を守る層によって白血球を包み、その隙に血中へと逃亡する。

赤血球は、その白血球が先ほども自分を救ってくれた白血球であると気づき、改めて礼を言う。

逃亡した細菌は、肺炎球菌という肺炎を引き起こす呼吸器病原菌であり、肺炎以外にも細菌性髄膜炎(さいきんせいずいまくえん)という恐ろしい病気も引き起こすことがある。すなわち、肺炎球菌が血液中を駆け巡り、脳の髄膜など各臓器を刺激し、最終的にはこの世界も滅ぼしてしまう。

白血球は、進入した細菌の追跡に応援を依頼するが、人手不足のため応援が来ない。そんな中、細菌を察知するセンサーの働きをする白血球のレセプター(受容体) が反応し、近くに細菌がいることを知らせる。

赤血球は、細菌たちが地図を見て肺を探している様子であったことを白血球に知らせる。

白血球と赤血球は肺へ向かう。樹状細胞の中を進んでいると、血管が損傷した時にその傷口を修復する”血小板”たちに止められる。二人は運搬係のミスで困っている血小板を手伝うこととなる。

手伝いの荷ほどきが終わり先を急ぐ白血球と赤血球であったが、そのときモニターに緊急速報が流れる。

外敵進入への攻撃指令の役割を持つヘルパーT細胞が、血中を逃亡する肺炎球菌に向けキラーT細胞と細胞傷害性T細胞を動員すると指令を送る。

リンパ管から続々とキラーT細胞が登場。彼らはウイルスやがん細胞など、異物を破壊する殺し屋である。

キラーT細胞によると、肺炎球菌の攻撃対象は栄養分を運ぶ赤血球とのことである。

ようやく肺に到達し二手に分かれたが、赤血球が再び行く先を間違え迷ってしまう。地図により何とか目指していた毛細血管に辿り着く。

毛細血管から赤血球が肺胞へ入る。すると運んでいた荷物の中から肺炎球菌が現れる。赤血球は知らないうちに細菌を運んでしまっていたのである。

細菌に殺される。そんな時、白血球が助けに現れる。莢膜(きょうまく)に守られている肺炎球菌は通常の攻撃が効かない。

そこで、白血球は赤血球とともに気管支に細菌を誘導する。二人に襲い掛かろうとする肺炎球菌を突如透明のカプセルが包む。そこには「くしゃみ一号」と記され、ロケットにより肺炎球菌は打ち上げられる。

肺炎球菌との闘いを終えた二人。

赤血球が「また会えますか」と問いかける。

それに対し「同じ世界で働いているんだ。いつか会えるさ」と白血球は答えた。

寛太
単純にアニメとしての面白さを備えつつ、身体の中で働く細胞たちのことを知れて、勉強になります。

 

アニメの感想

まずアニメの感想として、人間の体内で起こっている細胞の働きをアニメ化するという斬新さに驚きます。

例えば、怪我をしたら、風邪を引いたら、自分の体内ではこんな細胞がこういう働きをしているんだ、とアニメを通して感心しながらみることができ、とても勉強になります。

医療系のお仕事をしている人が見たら、より共感の得られる内容になっているのではないでしょうか。

花澤香菜さんや前野智昭さんをはじめとする豪華な声優陣。また、その声にぴったりな可愛らしい・個性的なキャラクターの数々、どれをとっても魅力的なアニメです。

 

まとめ

いかがでしたか?

身体の細胞の働きに焦点をあてた斬新なアニメ『はたらく細胞』。

今おすすめできるアニメとして、間違いなく挙げられるアニメのひとつとなっています。

是非みなさんもチェックしてみてはいかがでしょうか。

はたらく細胞は、TSUTAYA TVFODプレミアムNetflixで見られます(2020年7月現在)。