はたらく細胞アニメ10話「黄色ブドウ球菌」に登場!謎の単球!?

『はたらく細胞』2020年9月に映画の上映が、2021年にはアニメの第2期放送が予定されている大人気のアニメです!

原作は月刊少年シリウスで連載している同タイトルの漫画です。

画像出典:amazon

舞台は人間の体内キャラクターは擬人化された細胞、という想像もできない世界観が大反響!世界中で大きな話題になりました。

今回はその『はたらく細胞』の10話を紹介します。タイトルは「黄色ブドウ球菌」です。聞き慣れない言葉ですよね。

勉強になるのはもちろんですが、このアニメは何と言っても面白いのが魅力です。設定や内容が面白いのもありますがギャグ要素もたくさんあり、その意味でもとても面白いです!

それでは10話「黄色ブドウ球菌」で楽しく勉強していきましょう!初めて登場する単球にも大注目です!

 

『はたらく細胞』はどんなアニメ?

まずは簡単に『はたらく細胞』がどんなアニメなのかを紹介していきます。

『はたらく細胞』はどんな話?

他でもない「あなたの体」が舞台の物語

人間の体の中では約37兆個の細胞が働いている。体という世界を守る為に、一生懸命仕事をする細胞たち。

誰もが共感できる体内細胞擬人化ストーリー!

「体内細胞擬人化ストーリー」と聞いても、なかなかピンときませんよね。そんな時はこちらの動画を見てください。とても分かりやすいです!

『はたらく細胞』のメインキャラクター

『はたらく細胞』は主人公が2人います。こちらがその2人です。

画像出典:amazon

赤血球

擬人化:頑張り屋だがよく迷子になるドジっ子。とても純粋でまっすぐな性格。新米の運送屋として一生懸命働く。

作用:体中に酸素を運び、肺へ二酸化炭素を送る。

白血球

擬人化:とてもクールだが、ドジっ子の赤血球をいつも気にかけている。敵を見つけた時の恐ろしい戦い方で、周りから恐れられている。

作用:体内に侵入したウイルスを駆除する。

 

10話「黄色ブドウ球菌」はどんな話?

寛太
お姉ちゃんは黄色ブドウ球菌って知ってる?
奈美
生物の授業で聞いたことがあるような、ないような…?
「黄色ブドウ球菌」は健康な人の約30%の鼻腔びこうに、約20%の皮膚などに存在しています。一体どのような菌なのでしょうか?
それではいよいよ10話を紹介していきます!

10話の重要キャラクター

10話でキーパーソンとなるのはこちらの3人です。

単球

擬人化:全身を覆う黄色い防護服を着用。話すことはなく、身振り手振りで意思疎通をする。

作用:白血球の一種で全白血球の7%を占める。ウイルスなどの異物から生体を守る。

マクロファージ


擬人化:穏やかな口調の美しい女性。ふりふりのエプロンドレスを着ている。弱そうに見えるが、大きな鈍器や斧などを武器にしていて、他の細胞が勝てない相手にも果敢に攻めていく。

作用:体内に入った異物を殺す。抗原や免疫情報を見つける。

黄色ブドウ球菌(10話バージョン)

擬人化:女王様のような口調。第2話で登場した黄色ブドウ球菌の義理の姉。

作用:皮膚や腸にいる細菌(微生物)。通常時は人体に影響を与えることはほぼないが、免疫力が低下すると症状が出ることもある。

ここからネタバレがあるのでご注意ください!

10話のストーリー

今日も元気に働く赤血球。先輩に褒められて浮かれています。優しい先輩は、ドジっ子である赤血球のことを気にかけています。

「危ないものには近づかないで逃げるのよ?」これを聞いた赤血球は「あはは!」と笑いながら答えます。

「そう何度もトラブルにあってばかりの血球なんていませんよ!」

…フラグが立ちました(笑)

次のシーンでは、赤血球が細菌から全速力で逃げています。上手く逃げる赤血球。

「もしかしてこのまま逃げ切れるかも…!」と調子に乗った矢先、行き止まりに出くわします。赤血球ピンチ!

寛太
「こんな時は白血球が来てくれる!」と予想したのは僕だけじゃないはず…。

しかし助けに来たのは、見たことのない黄色い防護服を着た怪しい人物…。

「誰…?」助けに来てくれた人に対して失礼な赤血球(笑)そしてその謎の人物は赤血球と話をすることもなく、その場を去ります。

その直後でした。「抗原発見!」のお決まりの台詞で白血球が現れます。赤血球は白血球に謎の人物が単球だということを教えてもらいました。

【単球の生態】

・白血球の一種。

・血管担当の免疫細胞。

・細菌や異物などを細胞に取り込んで分解する貪食どんしょく能が高い。

・組織内を自由に移動する遊走能が高い。

赤血球は次の配達先である鼻腔に向かいます。

寛太
鼻腔の役割は空気を温めたり加湿してから体に取り込むことなんだ。それをアニメでは足湯で表現していて、とても面白いな~と思ったよ!

順調に配達していた赤血球ですが、突然地面が激しく揺れます。そして血管の壁が崩れ、たくさんの黄色ブドウ球菌が入ってきてしまいました。

酸素や栄養素が好物の黄色ブドウ球菌は赤血球を襲います。そこに来てくれたのがチーム白血球。

彼らの活躍で黄色ブドウ球菌はどんどん減っていきます。

しかし「いくわよ、あんたたち!」この言葉を合図に合体していく黄色ブドウ球菌。多数の球菌が集まり、フルーツのブドウのような姿へと変化します。ちなみにこれが黄色ブドウ球菌の名前の由来です。

合体後の黄色ブドウ球菌はとても強力です。チーム白血球では勝てそうにありません。

【黄色ブドウ球菌の生態】

・皮膚や毛穴や腸にある細菌。

・傷口から体内に入った場合、感染症や食中毒や肺炎などを引き起こすこともある。

・フィブリン(血液を固める時に必要なタンパク質)をまとうことで強力になる。

・フィブリンを使って白血球の攻撃を防ぐことをコアグラーゼという。

そこにやってきてくれたのは単球!今回は同じ防護服を着た仲間と一緒に駆けつけてくれました。しかし何かに気付いた単球は立ち止まります。

「あら、やだ!ここから血管の外なのね!」

聞こえてくる声にびっくりする赤血球。あの容姿から男だと思っていたのに聞こえてくるのは女性の声です。しかも聞き覚えがあります。

防護服を脱いだその正体は…

マクロファージ!彼女はかわいらしい見た目には似合わない大きな鈍器で、黄色ブドウ球菌を倒していきます。

【マクロファージの生態】

・白血球の一種。

・細菌やウイルスを殺し、免疫の情報や抗原を見つけ出す。

・死んだ細胞や細菌を掃除する。

・血液中では単球、血管外だとマクロファージと呼ばれる。

寛太
アニメでは血管の外に出る前は黄色い防護服の単球、血管の外に出る時には防護服を脱いでマクロファージになるという設定だったよ!

マクロファージの強さを目の当たりにした黄色ブドウ球菌たちは、合体を解いて逃げだしました。最後に残った1体を倒して一件落着です!

 

まとめ

10話ではタイトルの黄色ブドウ球菌だけではなく、単球やマクロファージのことまで知ることができました!

・単球はどこにいるかで名前と役割が変わる。単球=マクロファージである。

・黄色ブドウ球菌は感染症や食中毒を引き起こすことがある。

・マクロファージは「守る」「見つける」「掃除する」「駆除する」と色々な顔を持つ。

出てくる単語は分からないものばかりですが、1つ1つ丁寧に説明してくれるアニメなのでとても楽しく見られます。

また、ドジっ子の赤血球はかわいいし、色々なキャラが変顔をしたりと、笑えるシーンがたくさんあるのも楽しく見られる理由です!

基本は1話完結なので、どの話から見ても楽しめますよ。「インフルエンザ」「花粉症」「がん」など、よく耳にするストーリーもあるのでぜひ見てくださいね!

『はたらく細胞』はNetflixU-NEXTFODプレミアムdアニメストアamazonプライム・ビデオで見られます。(2020年7月現在)