最高視聴率10.5%って韓国では高いのでしょうか?
結論から言いますと答えは「NO」です。
2017年にSBSより放送された「怪しいパートナー」の平均視聴率は7.2%でした。
同年の韓国ドラマ最高平均視聴率は28.2%でしたので「怪しいパートナー」は年間視聴率が41位と言う結果に終わっています。
SBS放送局としてはもう少し数字が欲しいところでしょう。
では、なぜ韓国で視聴率がそれほど高くない作品が、日本だとこんなに人気作品となるのでしょうか?
その疑問を解き明かしていきたいと思います。
最高視聴率10.5%はチ・チャンウクの記録を塗り替えた
ドラマの視聴率としては今一歩でも、10.5%と言う数字は主演のチ・チャンウクとしては過去の主演作品の中で最も高い記録を出しているのです。
第1話は6%代からのスタートでしたが、最終話で10%代までジリジリと視聴率をあげてきていました。
もし、このままドラマがもう少し続いたらこの数字は変わっていたかも知れませんね。
“韓国の王道ストーリー”が日本で大人気!!
ここからは自称韓流ドラマ評論家を名乗るわたしの出番ね。
このドラマは”韓流ドラマの王道ストーリー”と言っても過言じゃないと思うの。
韓国での平均視聴率が高くなくても日本での人気はすごいのよ!
ではその、”王道ストーリー”がどういうものかを私なりにまとめて見たのでチェックしてくださいね。
韓国のラブコメドラマ鉄板のシチュエーション10選
- 最悪の出会いから第一話が始まる
- 主人公の俳優が、とにかくイケメンで高身長
- 相手役の女性はそそっかしくてドジだけど、人情的で正義感は人一倍強い
- 悪縁によって2人は偶然にも、再会する
- 苦手なタイプの女性なのに、何故か気になってしまう
- ひょんなことから同居生活が始まる(たいていは女性が男性の家に居候する)
- 少しずつ誤解が解けていき、最初に抱いた嫌な気持ちが少しずつ薄れてゆく
- 相手に近づくと胸がどきドキドキしてしまうようになる
- 胸の鼓動が早いのは恋をしているからだと気づく
- 交際が始まる→ケンカしてすぐ分かれる→やっぱり離れられないとヨリを戻す
と、まあこんな感じかな。
この10選は絞りに絞りぬいた結果なんだけど、本当はもっとたくさんあるのよ。
でも、これらを満たしていれば必ず日本ではヒットするの。
これはあくまでもわたしの個人的主観ですけど(笑)
わたしは長年、韓国のラブコメをたくさん見てきて思ったの。
だから自信と誇りを持って断言できます!!
日本のファンのみなさんは、こういう胸キュン要素がたくさんつまった韓流ドラマに惹かれて、はまっていくのではないかしらと。
みなさんの「うん、うん!」「わかるーっ!」って言う声が聞こえてくるわ。
実は、わたしもこのような鉄板要素が入っているラブコメが大好きなのよねー。
アラフォーで2児の母親だけど、胸がキュンキュンするドラマはいくつになっても憧れるもの。
乙女ごごろは永遠なんだから!
まーパパには言えないけど(苦笑)
このドラマの胸キュンポイントってどんな場面なの?
具体的な胸キュンポイントをご紹介前する前に、声を大にして言いたいことがあります。
それはビジュアルの良さでしょう。
だって出演者が美男美女と言うだけでテンションあがりませんか?
だから主演が“チ・チャンウク“だと言うだけで、文句なしのキュンキュンポイントの一つと言えるでしょう。
実際、彼のファンは日本にも多く『チ・チャンウク ジャパンオフィシャルファンクラブ』があります。
甘いマスクに182㎝の高身長。
そんな彼の笑顔は日本人女性のハートを、わしづかみにするのでしょう。
相手役のナム・ジヒョン演じる”ウン・ボンヒ”になりたいと妄想した方も少なくないはず。
こんなことされてみたーい!
ジウクのたくましい腕の中にくるまれてる、ボンヒがうらやましすぎる。韓国の男性は兵役があるから、みんな体を鍛えてるのよね。
だからすごくたくましい体格になるの。韓国の言葉で鍛え上げた体のことを「モムチャン」って言うのよ。うふふ。
ボンヒのゆる~く結んだポニーテールもかわいいですね。
あえて髪飾りをつけていないことや、2人ともが白シャツを着ていることなど、色のコントラストが統一されてとても初々しく爽やかに演出されています。
嬉しくてつい、ジウクがボンヒをギュッと抱きしめるシーンが注目を集めることに成功しています。
いきなりこんなシーンが目に飛び込んできたら、胸がキュンとなること間違いなしですよね。
さすが韓流ドラマの王道ストーリー。こういう場面の極め方がさすがです。もう脱帽ものです!
子役時代から有名だった大物女優ナム・ジヒョンも大きな存在
チ・チャンウクばかりを取り上げていますが、相手役を務めたナム・ジヒョンの存在はとても大きいと言えます。
ジヒョンの女優デビューは子役時代からと早く、韓国時代劇の超大作で主演女優の子供時代に抜擢されました。
堂々とした王女役を演じ切り、その高い演技力が評価され数々の賞を、総なめにした華麗な経歴を持つ実力派女優です。
美しい顔立ちと、恵まれたスタイルの良さでこの作品に華を添えています。
ウン・ボンヒ演じるナム・ジヒョン
胸キュンポイント・パート2 神シーン7選!
でも、これを参考にして動画を見るかどうしようか悩んでいる貴女の背中が押せたらと思います。
- キッチンで2人ならんで洗い物をしているシーン。
チ・チャンウクとナム・ジヒョンのツーショットは絵になります。手が当たって「あ…」と手を引っ込める。
ゴム手袋をして洗っているから、素手で当たっていないのが余計にドキドキする。
2人の手が当たる画面だけで初々しさを、みごとに表現しています。 - ジウクが女同士のつかみ合いのケンカの仲裁に入る。
チャンウクの背の高さが良くわかる。ボンヒの腰に手をまわして、さらっていく。
逃げた先はエレベーターの中。
2人きりになったボンヒは狭い密室で、自分の心臓の音がジウクに聞こえないか心配になり小さくなってしまう。反対にジウクは、どんどんボンヒに近づいてゆく。
ものすごく近い距離でジウクはただ「ボンヒの髪が乱れているのを直したかった」だけだと言う。
ドSキャラか? 瞬きするのを忘れてしまう秀逸なシーンです。 - 泣いているボンヒの顔を、ジウクが両手で包み込むようにして涙をぬぐってあげる優しさを見せるシーン。
見ているこちらが恥ずかしくなる。でもこれがたまらないのだが。 - ボンヒが危ない目にあいかけたが「大丈夫」だと聞いて安心したジウクがボンヒを抱き寄せ、背中をポンポン。
こんなに心配してくれていたのかと驚きを隠せないボンヒ。
日本のドラマの”頭ポンポン”の韓国バージョン? - このドラマは映像美も素晴らしい。
全体的な色使いが美しく役者の衣装もこだわりが強い。ジウクの眼鏡は、韓国で同じモデルが飛ぶように売れたのではないかと思うほど検事らしさを強調している。
ボンヒの天真爛漫な性格が良くわかるような衣装も見逃せない。長い髪をくるっとお団子のようにまとめたアップヘア。白ティーにデニムのタイトスカートを履いて、小さめポシェットをしているボンヒが何とも愛くるしい。
白いうなじや長い手足は、韓国人女優が遺伝子レベルで美しいことを強調している。 - もちろん”おんぶ”のシーンも。
女性なら一度は憧れる、男性におんぶされる場面をちゃんと盛り込んでくる。 - ジウクがボンヒの首に手をまわして、そっとおでこにキスする神シーンも見逃せない。
全20話完結して平均視聴率は7.2% 数字ではなく中身で評価しよう!
しかしチ・チャンウクさんにとって、最高視聴率10.5%は自身主演作品で一番高い数字でした。
彼がこの作品で手ごたえを得たことは間違いないでしょう。
兵役に行く日が決まっていたので、誇らしく胸を張って出発出来たと思います。
30歳前後くらいになると演技力も高くなり、男性としても魅力を増すので次回作が気になるなと思う時に何年も俳優業をお休みします。
最後に…
友情、家族愛、同僚を思う気持ち、人生の先輩への配慮、人としてどうあるべきか等をわたしたちに教えてくれています。