優子です。
私が子どものころから観ていた『世にも奇妙な物語』ですが、2020年7月11日に夏の特別編として放送されました。
1990年4月から1992年9月ころまでは、毎週木曜日の20時よりフジテレビで放映されていたこのドラマ
今日は、そんな『世にも奇妙な物語』’20夏の特別編での作品のあらすじや、私が印象に残っている有名な作品を紹介したいと思います。
なんとか正気を取り戻すことができました。こんにちは。改めまして正真正銘の「世にも奇妙な物語」公式アカウントと申します。明日夜9時は #世にも奇妙な物語 !是非ご覧ください!!! pic.twitter.com/5FvQfZS8A7
— 世にも奇妙な物語 (@yonimo1990) July 10, 2020
『世にも奇妙な物語』30周年記念作品あらすじ
「しみ」
両親が営むクリーニング店で働くあずさ(広瀬アリス)は、ある夏の暑い日に謎の女(関めぐみ)から「チョコレートのしみを消してほしい」と白いシャツについたしみ取りの依頼を受けます。
そのしみはなかなか落ちないどころか、まるで人が叫んでいるようなおどろおどろしい形へと変化をしていくのです。依頼人の名前が『七峰』と知った両親はあずさに隠れて困惑していました。
あずさの父・五郎(宮川一朗太)は突然苦しみ出します。彼の腹部には、白シャツと同じ恐ろしい人の顔があり、間もなく死亡してしまいます。
父の死後、両親は何かを隠していると感じたあずさは母・康子(山口香緒里)を問い詰めました。重い口を開いた康子からの話は、
「昔、お父さんは友人を助けるために殺人を犯してしまい、証拠がバレてしまわないように、血で染まった衣類を全てしみ抜きした。」という衝撃の内容でした。
そして、そのしみ抜きの作業にあずさも関わってしまっていたことが分かるのです。あずさはこの「しみ」の真相を知ることになり、この物語のラストは思わぬ展開となりました。
【『しみ』からスタート!!】まず最初は広瀬アリスさん主演の『しみ』。
シャツに付着した「しみ」に翻弄されるホラーサスペンス…!!
女の運命やいかに…。
#世にも奇妙な物語
#広瀬アリス pic.twitter.com/YKA66ggIES— 世にも奇妙な物語 (@yonimo1990) July 11, 2020
「3つの願い」
結婚して5年目を迎える若林和也(伊藤英明)は、美しい妻・貴美子(沢井美優)と自宅の広い庭で優雅にランチを楽しんでいました。和也がワインを取りに部屋に戻った瞬間、ガラスの割れる音がします。
慌てて庭に出てみると、貴美子の姿がありません。同時に自宅の電話が鳴り響き
「妻を返してほしければ、5億円を用意しろ」と脅迫内容のメッセージが届くのです。
和也は刑事の山口(松角洋平)に捜査の依頼をします。山口は、和也の経歴を調べてみると不可解な点に気づきました。なんと、貴美子とは婚姻関係がなく、彼女の旧姓や出身地さえも答えることができません。
和也は疑念を抱く山口に対し、「どんな願いでも3つ叶えてくれるランプの魔人が本当にいた」と話し始めるのです。
5年前、体が弱く定職に就くことができなかった和也は、リサイクルショップでアルバイトをしていました。納品されてきた品物の中に古びたランプがあり、ふざけ半分でそのランプを擦りながら「出でよ、ランプの魔人!!」と唱えてみると、本当にランプから魔人(滝藤賢一)が現れたと言うのです。
この魔人は、自らモノを生み出すことはできず、全て等価交換で願いを叶えると答えたのでした。
早速和也は「先ずは、現金5億円。次の願いは、自分のことを愛してくれる美しい妻。」と願うと、目の前には5億円の入ったスーツケースと、美人な女性が現れます。
最後の願いは、一体なんだったのでしょうか?等価交換で願いを叶えるということはどんな意味があったのか、無事に貴美子は和也のもとに帰ってくるのでしょうか・・・。
【続いては『3つの願い』!!】
『しみ』に続きましては伊藤英明さん主演の『3つの願い』。40分という長編作品です!!3つの願いごとを許された男。男は果たして何を願うのか…。
#世にも奇妙な物語
#伊藤英明
#滝藤賢一 pic.twitter.com/4ymdASv3rI— 世にも奇妙な物語 (@yonimo1990) July 11, 2020
「燃えない親父」
医師である松田春香(杏)の父・徹(山田明郷)の火葬シーンからこの物語は始まります。
長男の光一(松下洸平)とその妻である悦子(森矢カンナ)、母のトシそして春香は最期のお別れを終え、徹の火葬が終わるのを待っていました。
すると、火葬場職員の鬼瓦(皆川猿時)がものすごい勢いで控え室に飛び込んできてこう言ったのです。
「お父様のご遺体が燃えないんです!」
春香たちは驚きますが、試しにもう一度火葬をしてほしいと頼みます。しかし、徹の体は全く燃えません。
「お父様に心残りがあるからでは・・・」鬼瓦が答えると、何か家族で心当たりはないかと春香は皆に確かめます。こうして、徹の心残りとは何かを色々考えるのでした。
徹が好きだった田中みな実のサインつき写真集を一緒に入れてみたり、仲良しだったオネエのジャスミンが持ってきてくれた花束を入れてみたりしましたが、一向に遺体は燃えません。
徹の営んできた陶芸窯の今後について、「窯を潰してカフェにする」と言った光一に対し春香は怒り、2人は口論してしまいます。そんな光一を見て、トキは春香の出生の秘密を話し始めました。
春香は徹から送られてきたメールを見返しながら、当時を振り返ります。真実を知った光一と胸の内を亡き父に語った春香は和解し、今度こそはと徹の火葬を試みますが・・・。
とにかく何度も何度も火葬しても燃えない頑固親父ですが、最後に分かる『心残り』には胸が熱くなる感動作品です。
【『燃えない親父』が続く!!】
続いては杏さん主演の『燃えない親父』死んだ親父が心残りがあって燃えない!?親父を成仏させるべく東奔西走する家族の物語!!#世にも奇妙な物語#杏#松下洸平 pic.twitter.com/QRx18L9U1O— 世にも奇妙な物語 (@yonimo1990) July 11, 2020
「配信者」
テレビ局のADとして働く赤城良太(白洲迅)は、仕事の息抜きとしてネットで生配信を行っていました。良太の投稿へのアクセス数はとても少ない上、コメントも良からぬものだらけでしたが、とある人物から「バズるネタ教えてあげる」というコメントとともにURLが送られてきます。
興味を持った良太はすぐに送られてきたURLを開いてみると、画面に映っていたのはなんと、テレビ局の地下駐車場でした。注意をする警備員を包丁で刺すと、エレベーターに乗って上の階へ上がってくるようです。この謎の生配信は一気に閲覧数が増え、たくさんのコメントが入ってきました。
どうやら、良太のいる5階へたどり着いたようです。身の危険を感じた良太はデスクの下へ身を隠しますが、「机の下に隠れてたりして」とのコメントで、生配信している男は良太を見つけます。
必死で包丁を持った男から逃げる良太、たくさんのコメントに煽られ、どんどん迫ってくる謎の男にゾッとする物語です。
【ラストは『配信者』!!】
最後を飾るのは白洲迅さん主演の『配信者』。生配信を始めた男。男はバズりたい一心で…。
#世にも奇妙な物語
#白洲迅 pic.twitter.com/EbirPQI8Vu— 世にも奇妙な物語 (@yonimo1990) July 11, 2020
4作品ともそれぞれの物語の構成や衝撃のラストが異なり、あっという間に見終えてしまいました。共通して言えることは、あくまでも『奇妙な世界で起こった話』なんですよね。今回もすっかりこの世界に気持ちが入っていた気がします。
恐怖を感じさせるあの曲は
この曲は、不協和音をわざと多用することで、不気味な印象を強烈に与えられる。
曲全体も不気味な雰囲気を醸し出していますが、曲の中盤でコーラスが入ってくるところも更に気味が悪いです。ストーリーテラーのタモリさん、映像と全てが奇妙な世界を演出していますよね。
過去作品のオススメは
『世にも奇妙な物語』は、様々なジャンルの物語があります。時に笑えたり、気持ちがほっこりするような作品もあるのです。30年もの長い間続けていける、魅力のひとつですね。
ここでは、私が観た中で特に「怖かった~!!!」と印象が強い物語をいくつかオススメしていきます。
隣の声(1993年)
長年付き合っていた恋人に別れを告げられたミサコ(松下由樹)は、2人でよく聴いていたユーミン〈松任谷由実〉のレコードをかけ、毎晩泣き続けていました。
ある日、隣の部屋の壁が激しく揺れた気配を感じると、大切にしていたレコードの上に物が落ちたようです。レコードは傷つき、まともに聴くことができなくなってしまいました。
次の日の朝、ミサコは思い切って壊れた思い出のレコードをゴミとして捨てます。その日から、夜になるとなぜか隣の部屋からユーミンの曲が聴こえるのでした。
夢男(2007年春の特別編)
女子大生のミドリ(中条あやみ)は、毎晩のように悪夢を見ています。大学の講義の中で「悪夢は人間に対するメッセージかもしれない」と教わり、その夜、毎晩のように出てくる男の顔をイラストソフトを使って作成し、自身のツイッターにアップしたのでした。
この投稿には多くの反響が寄せられ、その中でも『この夢男を見ると、赤いものを手に巻きたくなる』という意見がたくさんありました。
翌日ミドリが大学へ行くと、周りの人や友人たちが何かしら赤いものを手に巻きつけて、夢男の話をしているのです。
ついにはテレビの取材までミドリのところへ依頼がくるのですが、そこでミドリは
「夢には何か重要なメッセージがあり、夢男は私たちに何か伝えようとしているのでは。」と公言します。同級生から、人々の混乱やパニックを招く行為はやめたほうがいいと注意を受けるのですが、ミドリはこの助言を無視してしまうのです。
0.03フレームの女(2013年秋の特別編)
美和(夏菜)は映像の特殊効果の技師であり、ドラマや映画の映像から邪魔なものを消したり、つけ加えたりする仕事をしています。
映像会社の下請けが職場であり、いつも納期ギリギリになってしまうほど仕事に追い込まれている美和は、アシスタントの刈谷に愚痴をこぼしながら、ドラマの映像処理をしていたのでした。
「あれ?何か映ってる?」
背景の建物と建物の狭い隙間に赤いワンピースを着た女の人がこちらを見ているのです。しかも、大きな口を開けて、まるで何かを訴えているようにも見えました。
映っているのはたったの1フレームであり、時間にすると、なんと0.03秒!!気味悪がって止める刈谷をよそに、美和は女が映るフレーム数を増やし、叫んでいる感じを強調するのです。
まとめ
30年という長い間放映されている『世にも奇妙な物語』は、恐怖を感じさせたり、人の心に突き刺さる内容だったり、現代社会への問題提起のような内容もあります。年齢、性別問わず楽しめる『奇妙な世界』に、きっとどっぷりハマってしまうでしょう。