こんにちは、福です。あ、ご心配なく、本気で夫婦喧嘩してるわけじゃないんですよ。
今、僕と妻の間で「吹き替えっぽく会話するごっこ」がブームになっているんです。皆さん、「プリズンブレイク」というドラマ、ご存知ですか?
このドラマは「24」「LOST」と並ぶ3大海外ドラマとして有名です。日本の海外ドラマブーム火付け役でした。
僕は前から知っていたのですが、今回は妻が見始めたので、僕も改めて見直してます。いやぁ、やっぱり面白いですね。
スリリングな場面の連続で目が離せません。シーズン1が放映されたのはもう15年も前なんですね。今見ても全然面白さは変わりません。
今僕たちは吹き替え版を見ているんですが、吹き替え版で見ていると何だか日常会話がそれっぽくなりませんか。え、そんな事無い?僕たち夫婦だけなのかな。
それはさておき「プリズンブレイク」の吹き替えと言えば、何と言っても「ティーバッグ」役の若本規夫さん。とにかく最高なんです。
ティーバッグの名言もしくは迷言
Happy Birthday🎂ロバート・ネッパー!
彼が演じた「#プリズンブレイク 」のティーバッグは、極悪非道な犯罪者☠️持ち前の悪運の強さと悪知恵の豊富さでしぶとく生き残る彼は、同シリーズの超人気者😅写真2・3枚目はスピンオフ「ブレイクアウト・キング」から📸https://t.co/80N9vbXWGz #FOX海ドラ pic.twitter.com/D9PLkFLhzw— FOX海外TVドラマ (@FoxTV_jp) July 8, 2019
ティーバッグは「プリズンブレイク」の主人公マイケル・スコフィールドと同じ刑務所に収監されている囚人として登場します。少年少女6人を誘拐し殺した凶悪犯罪者です。
話の流れによって味方っぽい時もありますが、基本主人公とは敵対しています。独特の話し方で数々の名言(迷言)も生まれています。
「スゥコォフィイイィィールドォォ」
僕のタイピングミスじゃないんです。ホントにこういう言い方なんです。「もうこれは実際の声を聞いて下さい。」としか言えません。
「お気の毒だな、可愛子ちゃん」
可愛子ちゃんはティーバッグお気に入りのフレーズです。「俺を怒らせたな、可愛子ちゃん」など他にもいろんなバージョンが展開されます。
「だめダメダメよ、駄目なのよ」
倒れ込んだ新人看守に蹴りを入れながらのこのセリフ。やってる事は酷いんですが、口調はあくまで軽妙です。
「俺はどうせ、クフフ、変態野郎だからよ」
しっかりと自覚してます。反論する人は多分誰もいないでしょう。
「オメェは檻の中に閉じ込められた、俺に殺されるのを待つブタだぁ」
差別発言など人を見下す発言が実に多種多様。ボキャブラリーも豊富です。
これらの発言からも判るように、ティーバッグという人物は間違いなくろくでなしです。一体何でこんな奴にスポット当ててるんだ、と思う方もいるでしょうが、作中の彼は大変魅力的です。
俳優さんの力量に依る所も勿論ありますが、こと日本においてはこの名言というか「名調子」によって更に磨きがかかっていると感じます。声優・若本規夫さんの圧倒的な実力の賜物だと思います。
字幕派の方も、是非一度吹き替え版で視聴してみて下さい。別物として充分楽しめると思います。吹き替えと字幕の両方が楽しめちゃうのって、一粒で二度美味しいって感じですごく嬉しくないですか。
日本人で良かったとつくづく思ってしまいます。
怪演冴え渡る若本規夫さんとは
若本規夫さんは大ベテラン声優さんです。「サザエさん」で穴子さんの声をやっている方と言えば、お分かりになりますか?
本名 | 若本 紀夫 |
出生地 | 山口県下関市 |
生年月日 | 1945年10月18日(74歳) |
代表作 | 穴子さん(サザエさん)、 ナレーション(人志松本のすべらない話)、 セル(ドラゴンボールZ) |
アドリブが多い声優さんとして知られているそうです。「プリズンブレイク」でもきっと相当アドリブ入ってるんだろうな、と想像出来ます。
「すべらない話」のナレーションも担当されているんですね。言われてみれば「ああ、この声の人だ」と思いました。
「銀魂」の原作者:空知英秋さんはアニメ化の際、松平片栗虎役に「サザエさんの穴子さん役の人がいい」と話したそうです。
穴子さんってそんなに登場しないキャラなのに、ちゃんと覚えていたんです。若本さんの声の存在感が分かるエピソードですね。
声優さん活躍の場の変遷(へんせん)
僕は昔からよくテレビで映画を見ていました。映画館に行くのはお金もかかるし、今のシネコン(映画館)みたいに席も決まっていないから、人気作は立ち見になったりするので嫌だったんです。
テレビで見るので、洋画と言えば吹き替えが当たり前でした。日本の声優さんは声を当てるのがとても上手なので、その事に不満はありませんでした。
吹き替え「ローマの休日」を見た時には、オードリーヘップバーンさんの吹き替えをやった池田昌子さんの声に感動しました。
吹き替えで腹が立ったのは、話題作りの為に声優経験の無い人気俳優にアフレコをさせた時です。映画の内容よりも、声の大根役者っぷりが気になって気になって最後まで映画を楽しむ事が出来ませんでした。
その時、声優と俳優というのはまるで違う職業なんだ、と思ったものです。次にその映画をテレビで見た時は、しっかりした声優さんが声を当ててくれていました。
安心しながら映画を楽しめた事が、とても嬉しかったのを覚えています。そんな背景もあり、僕は結構声優さん贔屓(ひいき)なのです。
しかし昔は、「声優さんのギャラはとても安く、ベテランの方でもアルバイトをしないと生活が成り立たない」という話を聞きすごく切ない気分になりました。でも今って状況変わってきていますよね。
声優さんが武道館でライブをしたり、逆に俳優さんとしてドラマに出たり、どんどん活躍の場が広がっています。そして俳優さんや芸人さんのアフレコも、すごく上手になってきていると思います。
お互いの枠を越えて活躍する事で実力も上がっていく、これってスゴく素晴らしいなと思います。
また新たに外国ドラマが日本に入ってきた時、誰が吹き替えを担当するのか考えてワクワクするのって、僕にはたまらなく楽しい時間です。
寛太も僕の血を引いているらしく、声優さんについて語っています。こちらの記事も是非ご覧下さい。
今日は僕が大好きなアニメ『七つの大罪』とその声優さんをご紹介します。 寛太 『七つの大罪』は見てますか?いろんなキャラクターが登場して面白いんだよ。 主人公のメリオダスは見た目は子供なんだけど、めちゃくちゃ強くてカッコイイんだ! […]
プリズンブレイクを見るには
(2020年3月現在)
その後の我が家のリビングがどんな雰囲気だったかは置いといて、ハラハラドキドキの連続を味わえるドラマ「プリズンブレイク」是非ご覧になってみて下さいね。