毎日暑い日が続きますね。こんな日は、ひまわりみたいに真っ黄色な扇風機を思い出してしまいます。え、そんなモノ思い出さないよって言ってます?
そうですか、あなた2019年の夏ドラマ「凪のお暇」を観ていませんでしたね。分かりました、今日はこのドラマをご紹介致しましょう。
と・く・に中村倫也さんが演じた「安良城ゴン」について詳しくご説明しますね。今忙しいからまた今度?そ、そんな事言わないで私に語らせて下さーい!!
爽涼ドラマ「凪のお暇」をご紹介
原作は2016年から現在まで連載中の、コナリミサトさんによる漫画作品です。
漫画原作のドラマって本当に多いですよね。それだけ優れた漫画が日本にはたくさんあるという事なんでしょう。
あらすじ
都内にある家電メーカーで働くサラサラストレートヘアが特徴的な28歳の大島凪(黒木華)は、日々何事もなく平穏に過ごすために常に場の空気を読み「わかる!」と周りに同調することで自分の平和を保っていた。
しかし、いつもニコニコ、ビクビク、人の顔色を伺う凪の様子に同僚からは、いじり、“良い意味で”のダメ出し、そして理不尽な仕事をふられ放題の毎日。
そんな「なんだかな〜」な生活を送っていたある日、付き合っていた彼氏・我聞慎二(高橋一生)からの一言がきっかけで心が折れてしまう。
それをきっかけに「わたしの人生、これでいいのだろうか…」と見つめ直した結果、凪は人生のリセットを決意する。
引用:凪のお暇公式ホームページ
空気読むのを放棄してしばし人生のお暇をいただく主人公・凪を、黒木華ちゃんがめっちゃラブリーに演じています。
自分の気持ちを口に出して言う事も出来なかった凪が、どんどん解放されてのびのびしていくのを見るのは本当に爽快です。
注目して欲しいのは、華ちゃんの透き通る様な肌の美しさ。ストレートヘアの女子アナ風OLスタイルも、くせ毛丸出しTシャツジーンズのお暇姿も、そのきらめく美肌が映えてとても魅力的です。
#凪のお暇 予告お披露目です!!
つぎのお披露目もお楽しみに
〜😁#黒木華 #高橋一生 pic.twitter.com/XTglv1LnWx— 金曜ドラマ『凪のお暇』(なぎのおいとま)🌻@TBSテレビ (@nagino_oitoma) June 7, 2019
その凪の超屈折した元彼・慎二を演じる高橋一生さんがまたいい!!
実は凪以上に空気を読んでる事を、周りに全く気づかせないという書いてるだけで息が詰まる様な役を、しっかり自分の物にしています。
慎二が凪に向ける愛情は、なんでこんな変化球しか投げられないんだという位キャッチしにくい代物です。そんな所も絶妙に表現してるんですよね。毎話号泣シーンがあるのも話題でした。
そしてそして、そんな二人に絡んでくるのが中村倫也さん演じる「安良城ゴン」なんです。
「メンヘラ製造機」と呼ばれる男・ゴン
本日、深夜1時08分から「夏ドラマ合同ナビ」放送です❗️とれたて最新映像やインタビューも盛りだくさん😻是非ご覧ください🤩#凪のお暇 #黒木華 #高橋一生 #中村倫也 #heavenご苦楽レストラン #ノーサイド #石原さとみ #大泉洋
そして、みなさんお待ちかね#今日のゴンさん pic.twitter.com/GXBgUfNsLy— 金曜ドラマ『凪のお暇』(なぎのおいとま)🌻@TBSテレビ (@nagino_oitoma) July 9, 2019
ゴンは凪がお暇する為に引っ越したアパートのイケメンお隣さんで、もうとにかく言動がふわっふわして可愛いんです。
職業は「イベントオーガナイザー」。叶姉妹の肩書「セレブリティライフスタイルプロデューサー」に次ぐ、何やってるのか分からないっぷりです。
調べてみると「企画発案者」という事らしいですね。ドラマの中では、DJとしてクラブでお皿を回したりもしていました。
腕にがっつりタトゥーは入っているし、部屋にはパリピな方々がたむろしているしで、凪も最初は自分とは別世界の人として警戒していますが、ゴンはどんどん凪の心に入り込んで来ます。
話をうんうんと聞いてくれて、否定的な言葉をかけられる事はありません。可愛いね、面白いね、と言って自信を持たせてくれます。
そして何せ距離感がおかしい。ハグもキスも挨拶の様にしてきます(凪は最初の内何とかキスは逃れます)。凪はゴンと一緒にいるだけで、空気が優しく美味しく感じられてしまうんです。
そこで疑問が湧いてきませんか?
※ちなみに「メンヘラ」というのは、ネットスラング(インターネット上の俗語)で、心に病を抱えている状態を指します。
人は好きになってしまうと、その人の事を「私だけ」のものにしたいと思ってしまいますよね。それはごく自然な事なのですが、ゴンにはその感覚が分かりません。
今自分の目の前にいる人を幸せにする事には誠実で一途ですが、目の前にいない人の事は頭の中にないのです。
ですからゴンの事を好きになってしまった女子達は、彼に会う為に毎晩ゴン行きつけのクラブに通います。とにかく会えばゴンに幸せにして貰えますからね。
逆に会えないと、不安のかたまり状態に陥ってしまいます。これはもう立派な中毒です。
実際凪もゴン沼にはまっている時は、就活・節約も忘れゴンに会う事だけを考える生ける屍の様でした。
こうした女子を何人も作り上げてしまった事から、ゴンは「メンヘラ製造機」と呼ばれる様になってしまいました。ゴンには悪気が一切無い為、却ってタチが悪いのです。
- そうはいうものの
- ゴンみたいな居心地の良い麻薬の様なオトコ、そうそういないでしょう。
好きにならずにいるのは難しいかも。
出会ってしまったなら、「これも運命」と腹を決めて思う存分ドツボにハマるのもアリだと思います。
あ、これは回復力が豊富な若い娘さん限定ですよ。
年を取ると癒えるまでに時間がかかりますからね、身も心も。
そんなゴンも凪と出会った事で、すこーしずつ変わってきます。その変化もどうぞ楽しんで下さい。
続々発見!中村倫也の魅力
今回取り上げたゴン役も魅力たっぷりでしたが、春ドラマ「美食探偵明智五郎」の中村さんも素敵でしたよね。こちらの記事も是非読んで下さいませ。
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私が初めて彼を意識したのは、上野樹里さんの気弱な夫を演じたダイワハウスのCMでした。現在も続編のCMが放映されていますよね。弱いけど、大好きな奥さんを懸命に守ろうとする姿がいじらしくてほっこりします。
その次に見たのはドラマ「闇金ウシジマくん」でした。サイコパス役の彼はある一家を洗脳し殺し合いをさせていました。
彼の演技の幅、何百ヤードあるんでしょうか。6月に公開された映画「水曜日が消えた」では1人7役ですよ、驚愕しました。
彼はこれからどこまで行ってしまうんでしょうね。今後の活躍がとっても楽しみです。
暑さに疲れたらしばしお暇を
このドラマは恋愛だけではなく、会社関係、親子関係、様々な角度からの人間模様を描いています。
凪も慎二も親の愛情に恵まれているとは言えず、それ故の「空気読み」が習慣になってしまった経緯は切ないです。
そんな二人が周囲の人々の温かさによって、自分に素直になっていくのを観るのはなかなかじんわりきます。
そして何と言っても「ゴン」。ただただ彼の優しさに癒されて下さい。大丈夫、画面越しだったらメンヘラにはなりませんから。
さぁ明日も猛暑が続くそうですよ。暑さに疲れたら、是非「凪のお暇」を観て一服して下さいね。