こんにちは、優子です。
新型コロナウィルスの影響で、映画の公開やドラマの放送の予定が変更しまくってますね。
そんな中またもや残念なニュースが入ってきました。
9月18日に予定されていた、清野菜名さん・松坂桃李さんダブル主演の映画「耳をすませば」の公開が延期される事になりました。
ジブリアニメで有名なこの作品。今回は実写版という事で、どういう風になるんだろうと楽しみにしていたのになぁ。このご時世ですから仕方ないのですけれどね。
「耳をすませば」ってどんな作品?
「耳をすませば」は柊あおいさんが1989年雑誌「りぼん」で連載した少女漫画です。
1995年にスタジオジブリで映画化された事により、一躍その作品名は全国区になりました。
中学1年生(映画だと3年生)の月島雫が、図書館の本を通じて同級生の天沢聖司と知り合い、心を通い合わせていくという純愛モード全開のお話です。
そして原作と映画ではちょっと雰囲気が違います。
原作は柊あおいさんの感性がちりばめられていて、表現もどこか詩的だったりします。対して映画は中学生の将来への夢や悩み、感情をよりリアルに描く事を重視しています。
ここは好みが分かれるところかもしれませんね。
原作では夢を叶える事を誓い合った二人(映画ではプロポーズまでしちゃいます)でしたが、今回の実写版映画はそれから10年後の彼らの話になります。
10年経って二人は24歳。夢と現実との折り合いで悩む時期ですよね。主演のお二人はどの様に演じるのでしょうか、楽しみですね。
実は原作の漫画は読者にあまり人気が無く、連載4話で打ち切りになった作品だったんです。その2話目がたまたま宮崎駿さんの目にとまり、映画制作が決まったんだそうです。
柊あおいさん本人もびっくりの出来事でした。
公開延期?ならばハマろう、松坂桃李
「耳をすませば」の公開が延期ならば、その間にどんどん「松坂桃李」の魅力を堪能致しましょう。
俳優・松坂桃李さんをさくっとご紹介
本 名 | 松坂 桃李(まつざか とおり) |
生年月日 | 1988年10月17日(31歳(2020年5月現在)) |
家 族 | 父・母・姉・妹 「桃李(とおり)」という名前は、中国の史記や故事に由来しています。 読み仮名もご両親のこだわりです。 |
あと特筆すべきは、彼はかなりの「オタク」であるという事です。
オタクの方の好きな物に対する集中力・探究力は、凄まじいモノがありますからね。
きっとそんなところも演技に活かされているのではないでしょうか。
見てみて!桃李くんの過去作3選
主演作が何とも豊富な松坂桃李さん。今回はその中から私が独断と偏見で選んだ3作品をご紹介したいと思います。
侍戦隊シンケンジャー/役名:志葉 丈瑠・シンケンレッド(2009年)
やっぱりデビュー作でしょ〜。デビュー作とは思えないクールさを見せている桃李くん(もう「くん付け」で呼んじゃう)、うーんかっこいいです。
今や特撮モノがイケメンの宝庫である事は周知の事実ですよね。シンケンジャーも「よくぞ揃えて下さった」とお礼を言いたくなる程、個性の違うイケメン達が活躍しています。
でも「イケメン達を出してりゃオッケーでしょ」なんて考えは制作サイドにチラッとも無くて、めちゃくちゃ作り込まれている人間ドラマです。
一年間の放送も残すところ一ヶ月というところで、主人公シンケンレッドの存在が根底から覆される事実が明るみになったりします。
一緒に戦ってきた仲間によって立ち直る展開もグッときます。
「侍戦隊」という設定なので、妙に時代劇チックなセットだったり、戦いもチャンバラみたいだったり、遊び心もいっぱいです。お子様だけでなく、大人も充分楽しめると思います。
麒麟の翼/役名:青柳 悠人(2012年)
東野圭吾さん原作のミステリーを、阿部寛さん主演でドラマ化した「加賀恭一郎シリーズ・新参者」の劇場版です。桃李くんは父親が殺されるという痛ましい経験をする息子の役です。
ここでも桃李くんは感情を抑えた演技をしています。ただ抑えた中にも、亡くなった父親に対する感情の変化を見事に表現しています。
感情を爆発させた演技より、そちらの方が難しいと思うんですよね。そこがとっても印象的でした。
そしてですね、この映画も隠れたイケメン祭り映画なんですよ。
イケメン大御所阿部寛さんをはじめ、溝端淳平くん、山崎賢人くん、菅田将暉くんといった今や主役を張れる彼らが一堂に会しているんです。
美しい水着姿も披露してくれてます。
コホン、ここも確かに重要なポイントではありますが、この映画は勿論それだけではありません。
起こしてしまった出来事に対してどう責任をとるのか、どう責任を取らせるのか、という事が重いテーマになっています。
自分が過ちを犯してしまった時以上に、我が子がそうなった時親としてどう向き合っていくのかという事を、非常に考えさせられました。
なかなか心にずっしりくる作品ですので、GW(あ、今年はステイホームウィークですね)の長い休みの間に腰を据えて見て頂きたいです。
エイプリルフールズ/役名:牧野 亘(2015年)
画像出典:amazon
「リーガル・ハイ」でお馴染みの脚本家古沢良太さんによる、オリジナルコメディ映画です。
エイプリルフールに起こる嘘に嘘が絡んでいくシチュエーションが、ただただ面白いです。
本編に直接絡まない小さな嘘もちょこちょこあってクスクス笑えます。
静かな演技が多い桃李くんには珍しく、この映画ではテンション高め、しかもとんでもないクズ男。
こういう役も出来ちゃうんですね、本当に器用な役者さんです。
映画の終盤で伏線がどんどん回収されていくのは、古沢良太さんの真骨頂。気持ち良く「そうだったんだー」と思わせてくれます。
そしてこの映画すごく豪華な出演陣で、ちょーっとしか出ない役を人気俳優さんが演じていたりします。エンドロールを見て、ここでも「え、あの役あの人がやってたんだー」と思っちゃいます。
いろんな意味で、絶対二回目を見たくなる映画です。
こちらの記事でも桃李くん出演映画をとりあげています。是非ご覧下さい。
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大きな黒目で魅せる演技力
桃李くんの魅力は何と言っても「黒目」です。
作品にもよりますが、彼はオーバーなアクションを殆どしません。必要最小限の動きと、低音響く声と、あの黒目がちな瞳で表現しています。
でもそこから発せられる演技、濃ゆいんですよね〜。身体中にいっぱいになった感情を、あの瞳にグッとこめて演技している、そんな風に私には見えます。
静かにおうちで待ちましょう
松坂桃李さんの魅力、伝わりましたでしょうか。
私が取り上げた作品は比較的昔の作品ですが、最近は妖しい狂気や官能を表現する役にも挑戦していますよね。
そんな中「耳をすませば」という真逆の雰囲気の作品で、彼がどんな表情を見せてくれるのか、期待は高まるばかりです。
今はじっくり巣ごもりして彼の作品を見返しながら、公開を待ちたいと思います。皆様どうぞ、ステキなおうちGWお過ごし下さいね。