みなさん、最近はおうち時間で色々なドラマや映画を見すぎて、お腹いっぱいになったりしていませんか?
そんなあなたにイチオシで、見るとお腹がすくこと間違いナシのドラマがあるんです。
それがこちら。『行列の女神~らーめん才遊記~』です。
一言で言えば、おいしいラーメンを追究する作品です。
映像で見ているだけでも本当においしそうなラーメンが毎話登場して、たまりませんよ!
それに、職人たちのラーメンにかける情熱がとてもアツくて、毎回釘付けになってしまうんです。
今日はそんな『行列の女神~らーめん才遊記~』の7話についてご紹介します。
この記事はネタバレを含みます。
『行列の女神~らーめん才遊記~』7話はどんなお話?
今日は、名言たっぷりの7話についてご紹介します。
作品についての説明や、キャストが誰かなどについてはこちらでご紹介していますよ。
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7話目のストーリー
今回芹沢のもとに相談に来たのは、ラーメン職人の中原昌英。演じているのは石黒賢さんで、今回のゲスト出演者です。
中原は名店「麺房なかはら」の店主であり、昔芹沢と同じ店で修行をしていたライバルとも言える人物です。
今やラーメン業界で誰もが知っているという大物ラーメン職人ですが、彼が「ラーメン博物館」に新しく出店した店にはなぜかあまり客が入らないのです。
全く同じ味の本店には客が絶えないのに、どうしてなのか本人は分からない様子。
プライドの高い中原が人に助けを求めるのは不本意であるものの、店のためには仕方ない…と今回相談してきました。
依頼を受けた芹沢は自分が行くのではなく、ゆとりを担当にして中原のもとに行かせました。
しかし芹沢が直接来なかったことに中原は激怒し、依頼を取り消してしまいます。
そのうえラーメン職人を目指す女性である夏川とゆとりに「女にラーメン職人は務まらない」と言い放つ頑固親父ぶりを発揮します。
中原に憧れているからと今回一緒に来ていた夏川は、中原の言動に幻滅してしまい、怒って帰ってしまいました。
ひとり残されたゆとりは、依頼としては無理なら普通の客としてラーメンを食べさせてくれないかと打診して中原のラーメンを口にします。
そのラーメンはとても美味しく、客があまり入らないというのが不思議なほどのできばえでした。
味がおいしいのになぜ人気が出ないのか、と考えていたゆとりは、ラーメン博物館の他の人気店舗を見て回っているうちにあることをひらめきます。
そのポイントは店外と店内の説明書きでした。
常連ばかりの本店と違って初見の客が多いラーメン博物館では、「丸鶏ラーメン」とだけ書かれていても客が味を想像できず、ラーメンの写真がのっていたり味について分かりやすく書いてある他のお店に客が流れていってしまっていたのです。
そこで、初めて来た客にも分かりやすいように説明書きを付け加えたことで無事に多くの客が入るようになりました。
その成果には中原も大満足の様子です。
その成果を持って芹沢のもとへ帰ったゆとりは、芹沢に問題を解決したと喜んで報告しました。
しかし芹沢は「ダメねえ、何も分かってない」と言い、「まだ終わってない」と宣言したのでした。
一方、夏川は芹沢から月替わりラーメンを開発するチャンスを与えられたものの、ずっと試行錯誤しながら悩んでいました。
そんな夏川を含めた残業続きの社員たちのために、部長の河上が夕食のラーメンを作って持ってきてくれます。
それをみんなで食べながら河上は、昔自分が芹沢や中原と同じ店で修行していた頃の話を始めます。
そして、今食べているラーメンは、昔自分が月替わりラーメンとして考案したものの芹沢にダメ出しされた品だと明かしました。
なぜこれがダメ出しされるのかと驚く一同に、河上は席を立って、芹沢にアドバイスされたラーメンを作って再現しました。
それはアンチョビの臭みをわざと残したラーメンでした。
本来取らなければいけないはずの臭みが残っているにもかかわらず、パンチが効いていて味がにぎやかで「こっちのほうがワクワクするしインパクトがある!」と皆大絶賛でした。先ほど河上が持ってきたラーメンはおいしかったものの、これに比べれば印象が薄くなってしまうとみんなの意見が一致しました。
ただ完成度が高いのが良いラーメンなのではなく、時にはアンバランスであることが人を惹き付ける…。
ゆとり達はそのことを教えられ、なにかを考えているようでした。
さあ、夏川は芹沢が認めるような新作メニューを無事考案できるのでしょうか。
そしてゆとりは、解決したつもりの中原に何かを気付かせることができるのでしょうか。
どんな「最高のラーメン」が出来上がるのか、ぜひお楽しみに。
7話は名言の宝庫! どんな名言が飛び出した?
この7話は実は名言の宝庫だったんです。
ふだんなんとなく食べているラーメンについて、「なるほど!」と改めて思わせてくれる名言たちをご紹介します。
聞けばきっと、ますますラーメンが食べたくなるはずですよ!
「ラーメンの本質はワクワクよ」
中原の丸鶏ラーメンについて、芹沢が聞いたのは「ワクワクした?」ということでした。
ゆとりは、そういえばワクワクはしなかったけれどすごく完成された味だった、と答えます。
芹沢は、その感想は間違ってはいない、と言ったうえでゆとりにこうたずねます。
「ラーメンの本質は確かにワクワクよ。じゃあ、そのワクワクの正体はいったい何だと思う?」
でも確かにワクワクって大事かも。
それが何って言われると、難しい!
でもそのワクワクを言葉で説明しようとすると、なんだかとても難しいような気がしてきてしまいます。
そのヒントになる次の名言を、ぜひご覧ください。
「スリリングな側面が、多くの人をやみつきにする」
あえて豚骨のあく取りをせずに臭みを残したり、煮干しのはらわたを残して苦みを出したり、ドロドロのスープに仕上げたり…そんなラーメンがどうして人気なのかという話で、河上が言ったセリフがこちらです。
「人によっては、もしかしたら抵抗を感じるかもしれない、そういうスリリングな側面が、多くの人をやみつきにする。それが、ラーメンの持つ魅力でしょう。」
普通においしいだけではなく、スリリングな一面を持つことが人を惹き付けて離さないのだという河上の持論です。
そんな感じかしら?!
これはラーメン以外にも言えることで、深い名言ですね!
「敗北は、歩みを止めてしまうこと」
新作メニューに行き詰まった夏川に、芹沢がアドバイスした一言です。
夏川は確かに、センスの優れた天才ではない。でも、凡人には凡人の戦い方がある、と芹沢は話します。
「職人にとって一番の敗北は、センスがないことなんかじゃない。歩みを止めてしまうことよ」
これはずっと前に丸鶏ラーメンを作り上げ、それにこだわり続けている今回の依頼人、中原を意識した言葉でした。
中原は天才的な職人ではあるけれど、その卓越したセンスで完璧なラーメンを一度完成させてしまったがゆえにそこで歩みを止めてしまってその先の進歩を放棄してしまった。それは職人としての敗北だと言うのです。
確かに、本当にすごい人はトップに立ったあとでも油断や満足をせずに努力をし続けていて、勉強しながら時代の変化についていっていますよね。
勝ち続けるためには、前に進み続けなければならない。
ラーメン職人だけでなく、高みを目指すすべての人に響く名言ではないでしょうか。
「私は理想と現実の間で戦っています」
芹沢が昔の話をするなかで中原に言った言葉です。
昔中原が丸鶏ラーメンで人気を集めていた頃、ライバルである芹沢はアユの煮干しの風味を生かした淡口醤油ラーメンを考案して、それで中原と勝負しようとしていました。
けれどそのラーメンを出した客たちからはさんざんな言われようで、全く認められませんでした。
それである日ヤケになって、ラードをぶちこんだラーメンを客に出したところ、これがなんと大絶賛を受けてしまいました。
芹沢がこだわっていた煮干しの繊細な風味がラードのせいで分からなくなってしまっているにもかかわらず、客はみんな大喜びでそのラーメンを食べました。
そのラーメンを改良して出来た濃口醤油ラーメンが、図らずも芹沢達美の代名詞になったということがあったそうです。
自分の思う理想のラーメンと、客にとっての理想のラーメンは同じではない。
その理想と現実のギャップを感じた芹沢の一言です。
私は、理想と現実との間で戦っています。そしてそれは今も変わってません。
ラーメン屋のほとんどの客は専門家ではなく、一般の人々です。プロには分かってもらえるはずのものを出したところで、一般の人々にウケなければ売れません。
それにお店は商売なので、おいしいことではなく売れていることが正義になってしまいます。
職人として自分が理想とするラーメンを作りたい一方で、売れるラーメンを作らなければ職人で居続けることもできない…。
迷いと苦悩のなかでずっと自分は戦い続けているし、これからも戦うんだという芹沢の覚悟とプロ意識から発せられた名言です。
それにどうやって折り合いをつけるかが勝負だもんね。
職人じゃなくてもすごく共感できる名言ね!
『行列の女神~らーめん才遊記~』を見てお腹をすかせよう!
今回の7話もおいしそうなラーメンが盛りだくさんでした。
しかも心に響くメッセージがぎっしり詰まった回でしたね。
そしてこのドラマは次の8話がいよいよ最終回です!
今回ご紹介した7話を復習しながら楽しみにお待ちくださいね。
放送を見逃してしまった方、もう一度見たい方はこちらの配信サービスで見ることができますよ!