誰もが憧れるような、まさしくザ・主人公というような環境にいる荻野爽。
女性ファッション誌の編集者として忙しく働きながらも、仕事だけでなく家庭にも理解のある優しい夫と幸せに暮らしていました。
しかし、一見して完璧だった爽の生活は、夫の裏切りによってもろくも崩れ去ってしまうのです!
主人公・爽の周囲の人たちの裏の顔が次々とあらわになり、衝撃の裏切りが発覚するドロドロしたサスペンスのようなスリル溢れる人間関係。
そして夫への愛と、初恋の人との想いの狭間で揺れる切なくキュンとする恋愛模様。
二つが合わさった「ドロキュン」はTwitterでもホットワードとなりました。
そんなドラマ「ギルティ」の9話では、初恋の相手・秋山の離婚を爽が知ることになり、暗躍する瑠衣の復讐の行方はどうなるのでしょうか!?
複雑な登場人物をおさらいし、9話のあらすじとみどころをチェックしましょう。
ドラマ「ギルティ」9話あらすじの前に登場人物をおさらい
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登場人物、全員裏切り者! というキャッチフレーズが衝撃的なドラマ「ギルティ」。
複雑な人間関係が魅力ではありますが、誰がどんな秘密を抱えているのか混乱しがち。そこで、あらすじの前に9話までに判明している主要な登場人物を秘密と一緒に紹介します。
1話から8話までに判明する秘密も簡単に紹介するので、ネタバレ厳禁という方はご注意ください。
荻野 爽(おぎの さやか)
主人公の荻野爽は女性ファッション誌の編集者で、職場でもエースとして頼られています。
夫の一真とは子どもに関して意見の相違があるものの、それでも誰もが羨むような幸せな家庭でした。
仕事でキャリアを築き、理想的な夫との生活も何もかも順風満帆といった感じでしたが、ある日を境に爽の世界は一変することになるのです。
きっかけは一真の浮気と、前後して再会した初恋の人である秋山でした。
爽に強い憎しみを抱く瑠衣の画策によって、周囲の人々の関係に亀裂が入り、追い詰められることにもなります。
つらい状況に陥ってしまう爽ですが、全く救いがないわけではありません。
それが初恋の人・秋山の存在です。
両親の不仲に悩んでいた高校時代以降は秋山との思い出が精神的支柱となり、現在進行形のつらい状況も秋山の助けを借りて立ち向かうことになります。
秋山 慶一(あきやま けいいち)
爽の初恋の人である秋山慶一はぶっきらぼうですが、根は優しく、彼女がピンチの時はいつも駆けつけてくれる行動で語るタイプの男性。
爽と再会した時にはすでに結婚していましたが、それでも心の中にはずっと爽の存在がありました。
しかし、その一途な恋心が「ギルティ」での事件を巻き起こしたともいえるわけで、まさしく事件の中心にいる人物です。
事件の裏で糸を引いていた瑠衣と秋山が実は義理の兄妹でした。しかし、秋山は兄妹以上の関係を求める瑠衣の存在が重たくなり、シェフとしての修行という名目でイタリアへ行ってしまったのです。
自分の弱さや過去と向き合ったことで、秋山は人間的に成長し、さらに魅力的になりました。そんな彼に爽だけでなく、視聴者も一層惹きつけられるのではないでしょうか。
及川 瑠衣(おいかわ るい)
爽を追い詰め、全ての事件を裏から操作していた黒幕。そんなふうにいってしまうと、ただの悪人のようですが、及川瑠衣には複雑なパーソナリティがありました。
母親から虐待を受け、会話すらできなくなっていた瑠衣にとって、秋山との出会いは文字通り人生を一変させるものだったのです。
他に頼るものもすがるものもない瑠衣にとって、秋山の存在は自分を支える唯一の存在だったのではないでしょうか。
そんな秋山を奪われ、瑠衣は爽に対して強い憎しみを抱くようになったのです。全て奪い取ってしまおうと思うほどに……。
ある意味で、瑠衣と爽は表裏一体です。出会い方が違い、別の運命を辿っていれば瑠衣が爽のように秋山に愛されていたのかもしれません。
荻野 一真(おぎの かずま)
優しく仕事に対して理解があり、家事の分担も積極的にしてくれる理想のパートナー。それが荻野一真です。
しかし、本当に彼は最初から全てを兼ね備えた最良のパートナーたる人物だったのでしょうか。
かつての一真は高圧的な父親と、そんな父親に従順な母親を嫌い、反発していました。
それなのに、その反発すら父親の掌で踊らされているに過ぎない、そう知った一真は自暴自棄になってしまいます。
彼の自暴自棄のきっかけとなった縁談は、父親がビジネスに利用するためだけのもの。そんな結婚生活がうまくいくはずもありません。
一真はせっかく産まれた子ども愛することができず、浮気を重ね、家庭を顧みることすらしませんでした。
そして、そのことが新たな復讐を生み出してしまうとも知らずに全てを捨てて新しい生活を始め、爽と出会うのです。
寺嶋 睦月(てらしま むつき)
爽が勤める編集部でアルバイトをしている大学生。彼女が書いた記事を読み、編集の仕事に興味を持ったのがバイトを始めたきっかけと話します。
しかし、それは表向きの話。
真の目的は爽の夫である一真に復讐をすること。
寺嶋は一真の最初の結婚相手・弥生(やよい)の弟だったのです。
弥生は離婚後、一人で子供を育てていましたが、一真の再婚を知り、心を病み自殺してしまったのでした。しかも息子は自殺をきっかけに心を閉ざし、施設に入ることになります。
のうのうと暮らし、幸せを得ようとしている一真を寺嶋は許すことなどできなかったのです。
スキャンダルという社会的死を一真に与え、一度は姿を消した寺嶋でしたが、姉の死に裏があるのを知って再び行動を介します。
9話あらすじ:瑠衣の復讐の行方
爽は母親の見舞いに行きます。そこで姿を消していた一真と再会し、初めて本心を打ち明け合うことができました。
そして、現れた一真の意外な協力者の力を借り、瑠衣の過去に迫ることに。
瑠衣の断片を過去を知ることで、爽は自分と彼女を重ね合わせてしまいす。母親への確執という重たい枷もまた、二人の共通点だったのです。
一方で秋山は瑠衣を呼び出していました。
瑠衣の母親が末期がんで余命いくばくもなく、彼女に会いたがっていると伝えるためです。
瑠衣は秋山が同行することを条件に、母親と会うことを了承するのでした。
異様なまでに爽を憎んでいた瑠衣。その憎しみの理由が明らかになる9話ですが、瑠衣の身にも異変が……!?
見どころ:離婚した秋山と爽のデート
9話ではドロドロとした人間関係が一気に紐解かれ、「そうだったのか」「えっ、そんなことまで!?」となること請け合い。
しかし、私のおすすめみどころポイントは、やっぱりキュンの場面!
高校時代にデートをした遊園地で、爽と秋山が遊園地デートをする場面は、本当に楽しそうでドロドロの部分を忘れてしまいそうです。
けれど、デートの終わりの場面はやっぱり切ない締めくくり……。
最終話に向けて一気に動き出した感のある9話は、「ドロキュン」どちらも見どころいっぱいで、見逃せません。
「ギルティ」はドラマだけじゃなく、原作マンガもおすすめです!
なるべくネタバレを避けて紹介してきましたドラマ「ギルティ」の9話。
瑠衣の復讐の行方がどうなってしまうのか、最終話直前の重要な9話は目が離せそうにもありません。
実は「ギルティ」には原作も存在しています。ドラマとは違った展開を楽しめますので、ドラマ版を視聴し終えたら読んでみてはいかがでしょうか?