イケメンのバッキーが出てきて嬉しかったぁ!!
「ブラックパンサー」ポストクレジットシーンで明らかになったこと
バッキーの登場
「ブラックパンサー」エンドロールの最後。
ジャングルの川のほとりにある、かやぶき屋根と土壁で作られた原始的な家の中で、バッキー・バーンズ(ウィンターソルジャー)は目を覚まします。
着ている服も民族衣装のような1枚布をまとったものです。
その表情には温かみが感じられます。
ワカンダで人生再始動
「ワカンダ」とは国の名前で、ティ・チャラ(ブラックパンサー)が国王として統治しています。
「キャプテン・アメリカ/シビルウォー」の中で、完全に洗脳が解けていないことがわかったバッキーは、洗脳を解く方法が見つかるまで氷の中で眠ることを決意しました。
その身を預かったのがティ・チャラです。
ティ・チャラはバッキーをワカンダ国内でかくまいながら、ワカンダの高度な科学技術を使って洗脳を解除することにしました。
そして、それを任されたのがティ・チャラの妹で天才科学者のシュリです。
天才科学者として、国の発展に大きく貢献✨#マーベル#博士の日 pic.twitter.com/GXweef5f1K
— Marvel (@marvel_jp) May 7, 2020
バッキーはシュリのおかげで無事に洗脳が解けました。
その表情は穏やかで生まれ変わったようでもあり、戸惑っているような表情も残っています。
左手は、ありません。
左肩に布が巻いてあるだけです。
「キャプテン・アメリカ/シビルウォー」のときにアイアンマンに破壊されてしまったままの状態です。
洗脳が解けても、それは暗殺者としての洗脳が解けただけで、心の傷は消えていません。
バッキーは洗脳解除後、ワカンダ国の集落で村人と生活を共にし、心のリハビりをしていました。
集落の子供たちはバッキーのことを「ホワイトウルフ」と呼んでいます。
「ホワイトウルフ」とはマーベルのコミック版に出てくるキャラクターで、前ワカンダ国王(ティ・チャラの父親)に養子として迎えられ、ティ・チャラと兄弟のように育てられた人物です。
「ホワイトウルフ」という名を継ぐということは、バッキーがワカンダの人に受け入れられていることがわかります。
ワカンダとバッキーはもう切り離せない関係ですね。
そして最後に「ブラックパンサーはアベンジャーズ/インフィニティーウォーで帰ってくる」という字幕が流れます
エンドロールにバッキーを登場させた経緯は?
作品の締めであるエンドロールの最後にバッキーを登場させた理由は「面白そうだから」とライアン・クーグラー監督は言っています。
「アベンジャーズ/インフィニティウォー」のプロモーションを強く意識したわけではなく、ファンにとってワカンダといえばバッキーを思い起こすだろうから登場させたそうです。
そして、バッキーが回復していることを伝えたかったと。
左腕があるバージョンとないバージョンが考えられていましたが、ないほうが選ばれたのは「左腕がないということはもうウィンターソルジャーではない」ということが感じ取れるようにとの演出です。
洗脳が解けていたなら本編にバッキーが出てきてもよいのではないかと思うかもしれません。
バッキーを本編に出さなかった理由をライアン監督は「バッキーは治療の回復期にあるので戦いに参加したくなかっただろうし、アフリカ人の中で白人を戦わせるのはよくないから」と言っています。
本編にバッキーの姿は出てきませんが、シュリがロス(CIA捜査官)の治療を任されたときに「また白人男性を治療する」と言った「また」とは、以前治療したバッキーのことを指しています。
このポストクレジットシーンは実際はもっと長かったそうです。
バッキーの村人と触れ合う姿や日常生活が見られるチャンスでしたがカットされてしまいました。
https://twitter.com/AVG_JP/status/1161110123042856960?s=20
感想
たった1分間の映像なのに、バッキーが回復していること、穏やかに暮らしていることが伝わり、また新たな展開も感じ取ることができました。
バッキーの穏やかな表情の中にある少し不安そう表情は、洗脳されていたとはいえ、自分が犯してしまった罪の重さを感じているのだ思います。
もう本来の好青年バッキー・バーンズには戻れない。
憎きはヒドラです。
ほんの数分の映像なのに、見る側の想像力を掻き立たせ、深い印象を残しているのは、バッキー役の俳優セバスチャン・スタンの演技力があったからではないでしょうか。
イケメンなお顔だけではなく演技力もすばらしいセバスチャン・スタンのファンがますます増えそうです。
(2020年5月現在)