あなたはドラマや映画を観るときに、その脚本を誰が書いたのかって気になりますか?ドラマ大好き主婦の私は、やっぱり気になっちゃうんですよね。
「このドラマ、面白いなぁ」と思った作品の脚本家を調べてみると、前に好きだったドラマと同じ人が書いていたりすることがよくあります。
今日は現在話題のドラマ「35歳の少女」の脚本を担当している遊川和彦さんを、過去作を交えながら紹介したいと思います。
脚本家・遊川和彦さんはこんな人です
| 生年月日 | 1955年10月24日(65歳)(2020年10月現在) |
| 出身地 | 広島県大竹市 |
| 代表作 | 「GTO」(1998年)※最終回視聴率35.7% |
| 「さとうきび畑の唄」(2003年)※文化庁芸術祭大賞受賞 | |
| 「女王の教室」(2005年)※オリジナル作品・向田邦子賞受賞 | |
| 「家政婦のミタ」(2011年)※オリジナル作品・最終回視聴率40.0%・東京ドラマアウォード脚本賞受賞 |
ひゃー、受賞の多さと視聴率の高さに驚きです。ここに挙げた作品はほんの一部です。本当にたくさんのドラマの脚本を手がけているんですね。
最近はコミックが原作のドラマも多いですが、遊川さんの脚本はオリジナル作品が目立ちます。ですので結末が読めなくて、視聴者がハラハラすることもしばしば。
というのも遊川さんの脚本は、ハッピーエンドとは限らないどころか、とんでもないバッドエンドが用意されていたりしますからね。
2003年の「幸福の王子」(主演：本木雅弘さん)なんて、バッドエンドどころか全編通じてこれでもかって位の不幸てんこ盛りドラマでした。残念ながらこの作品は現在動画配信サービスはされていないので、もし興味がありましたらレンタルで探してみてください。
最近だと「○○妻」(2015年)も「えーっ‼︎」ってラストでしたね。こちらの記事でも少しそこに触れているので、是非ご覧ください。
こんにちは、優子です! 10月10日(土)から放送が始まった『35歳の少女』、みなさんご覧になりましたか? 柴咲コウさんが5年ぶりに民放連続ドラマで主演ということで、私も以前から楽しみにしていました! 優子 想像[…]
さまざまな角度から見る遊川さんの過去作
遊川作品は名作が多いので、おすすめしたい作品ばかりです。でも、さすがに全てを紹介するのはキビシイので、3つの視点から選んだ3作品をピックアップしますね。
初めての監督映画「恋妻家宮本」(2017年)
画像出典：amazon
| 役 名 | 出 演 |
| 宮本陽平 | 阿部寛(大学時代：工藤阿須加) |
| 宮本美代子 | 天海祐希(大学時代：早見あかり) |
| 五十嵐真珠 | 菅野美穂 |
| 五十嵐幸次 | 佐藤二朗 |
| 井上尚美 | 奥貫薫 |
重松清さんの小説「ファミレス」を映画化した作品です。遊川さんは監督と脚本を兼任しました。
阿部寛さんの、笑っちゃう位さえないおっさん中学校教師役がたまりません。子育てが終了し2人だけになった夫婦を、コミカルにあったかーく描いています。
子育てが終わる日なんてまだ全然想像出来ないけど、「またパパのことを名前で呼ぶ日が来るのかぁ」なんて考えちゃいました。
俳優さん達がちょこちょこカメラ目線で演技するのも面白いですよ。
初めてのドラマ演出「ハケン占い師アタル」(2019年)
| 役 名 | 出 演 |
| 的場中(アタル) | 杉咲花 |
| 神田和実 | 志田未来 |
| 目黒円 | 間宮祥太朗 |
| 品川一真 | 志尊淳 |
| 上野誠治 | 小澤征悦 |
| 田端友代 | 野波真帆 |
| 大崎結 | 板谷由夏 |
| 代々木匠 | 及川光博 |
| キズナ(アタルの母親) | 若村麻由美 |
遊川さんがオリジナル脚本を自らの手で演出したドラマです。
イベント会社に派遣として入ってきた女の子が、実は有名な占い師だったという正に「ドラマのような(笑)」設定です。
働くのが初めてなアタルがまぁ可愛いんですよ。何を頼まれても「喜んで」と引き受ける初々しい笑顔に、惚れてしまいそうになります。
でもいざ占いをするとなると、年上の先輩・上司にケンカ上等なタメ口を乱発します。この豹変ぶり、杉咲花ちゃんカッコよすぎです。
アタルが相手に言うのは、占いというよりその人の人生へのアドバイスなんですよね。それが社会人の心に刺さる名言ばかりだと、働く人々からの大好評を得ました。
平成初期の語り継がれてほしいドラマ「十年愛」(1992年)
画像出典：amazon
| 役 名 | 出 演 |
| 谷青空(結婚後：田村青空) | 田中美佐子 |
| 粟野嵐 | 浜田雅功(ダウンタウン) |
| 田村雅一 | 大江千里 |
| 谷美幸(結婚後：粟野美幸) | 鈴木杏樹 |
| 谷愛子 | 白川由美 |
| 吉野文 | 斉藤慶子 |
1話で1年分時間が進み、全話を通して1982〜92年までの10年間を描いたドラマです。こちらも遊川さんのオリジナル作品です。
不倫・略奪・妊娠・死別・火事などなど、韓流真っ青な怒涛の展開が繰り広げられました。それでもドヨーンとした雰囲気にならないのは、浜田さんの力によるものが大きいです。
田中さんと浜田さんの軽快なやり取りが夫婦漫才のようで、とっても楽しそうなんですよ。
しっかし出演者の方々、当たり前ですがみんな若い!浜ちゃん、役者としてちゃんと演技してる‼︎
30年近く前のドラマなので、その当時の世相に注目しても興味深いですよ。「携帯電話、でかっ」とか些細なことがいちいち新鮮です。
- 優子の不謹慎な独り言
- 実はこのドラマ、伝説になっているシーンがあるんです。それは第6話に登場します。
青空に雅一を奪われた文は、その恨みを忘れることが出来ず2人の娘を勝手に遊園地へ連れ出します。雅一の到着をメリーゴーラウンドに乗りながら待っていた文は、雅一が嵐と一緒に現れたことに逆上しメリーゴーランドの操作板を破壊してしまいます。
そのせいで高速回転を始めるメリーゴーラウンド。ひとり残されてしまった娘を救う為、雅一はその中に飛び込みます。しかし回転はどんどん速くなっていき、支柱につかまる雅一は真横に倒れ振り回されてしまう体勢に。
何とか娘を抱きかかえることが出来た雅一でしたが、遠心力によりそこから放り出されてしまいます。病院に運ばれましたが、治療の甲斐なく死亡してしまうのです。
これ、間違いなく悲しい場面ですよね。でもですね〜、この一連の流れ、何だかもうコントを見ているみたいなんです(本当に不謹慎ですみません)。
今でもこのドラマは「大江千里がメリーゴーラウンドで高速回転して死ぬドラマ」として伝わっているとかいないとか。ご興味があったら是非このシーンにも注目してみてくださいね。
原作ナシ・オリジナルの面白さ!これからの「35歳の少女」に注目‼︎
それにしても柴咲コウさんの少女、可愛いですよね〜。あんなに素敵な大人女子の柴咲さんが、10歳の女の子にしか見えないのは素晴らしい演技力だと感動します。
今回過去作を振り返ってみましたが、遊川さんが「35歳の少女」をどう終わらせるのか、やっぱり全然分かりませんね。これから毎週ワクワクしながら、ドラマを観ていきたいと思います。
🐢第3話 ご視聴ありがとうございました💕💕
ご感想を✨
コメントにてぜひお願いします🙏🙏そして♬
10月31日(土)第4話の望美は🐢
「青春の真っ只中❤️でも反抗期の予感…」
お楽しみに〜✨https://t.co/TXGez9eGpk#三十五歳の少女 #柴咲コウ#坂口健太郎#田中哲司#橋本愛#鈴木保奈美#KingGnu pic.twitter.com/h8tREI2VCC— 「35歳の少女」第4話 10月31日(土)よる10時🐢【公式】 (@shojo35) October 24, 2020
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。