「約束のネバーランド」って大人気のマンガを手掛けた作者は誰?

こんにちは、寛太です。今日はアニメが大好きな僕が「面白い!」とイチオシの作品「約束のネバーランド」についてお話ししていきます。この作品は、一体どんな物語なのか。大人気の作品を生み出した作者とはどんな人物か。まずは、あらすじや主な登場人物について触れていきましょう。

 

画像出典:Amazon

 

「約束のネバーランド」あらすじ(第1話)

母と慕う彼女は親ではない。
共に暮らす彼らは兄弟ではない。
ここグレイス=フィールドハウスは
小さな孤児院。
至って平穏なこのハウスで
ささやかながらも幸せな毎日を送る
三人の主人公エマ、ノーマン、レイ。
しかし、彼らの日常は
ある日突然終わりを告げた…
子供達を待つ数奇な運命とは…!?

引用元:約束のネバーランド公式サイト

物語の舞台は、血のつながりのない38人の子どもが暮らす孤児院から始まります。彼らは年齢も肌の色も、性格もさまざま。毎朝決まって朝6時の鐘で目覚め、主人公の1人であるエマは皆を起こします。彼女は、この施設の「ママ」が大好きでした。優しくて、温かくて…

10年もの間、当たり前に過ごした日常。それはおいしいごはんを食べ、ふかふかのベッドで眠ること。白ずくめの服を着るその首筋には、それぞれの「マイナンバー」。そして、ママが「学校」の代わりと言う毎日のテスト。このテストで満点を取るのがノーマンレイ

抜群の運動神経と驚異的学習能力を持つエマ。断トツの頭脳を持つ天才ノーマン。博識で知恵者のレイ。みんなから一目置かれている3人は、この施設(ハウス)の最年長でもあります。かつて3人は、内緒で施設の「」へ行ったことがありますが、その場所はママが「門と森の奥への柵は危ないから近づいちゃだめですよ。」と言っていた場所。

」は閉まっており、誰もいない廃墟のようですが、エマには「」が不気味に感じました。ノーマンも「僕らを一体何から守っているのだろう。」と疑問を持ちますが、レイが「危ないから近寄ってはだめよ」なんか嘘に決まってると言うので3人はすぐその場を後にします。

6歳のコニーが旅立つとき、「肌身離さず持っていたウサギの人形リトルバーニーは、コニーが6歳の誕生日にママが作ってくれた大切な宝物だ」と教えてくれました。コニーがその宝物を持っていくのを忘れたことに気づいたエマノーマンと一緒にコニーへ届けようと、内緒で裏口の鍵を開け、開いている「」へ向かいます。

」の外にある、2人が初めて見る「」の中には…なんとも無残な姿のコニーがいました。そして、そのコニーを「納品」しようとするの口から聞いた言葉は、「この農園の人肉は全部金持ち向けの高級品なんだぜ」。そこで2人は現実を突きつけられます。更には、大好きだったママがこの手配をしていることも知ってしまいます。

「ここは農園。私は食料。」ショックを隠しきれず泣いてしまうエマに、ノーマンは脱出計画を立てようと話を持ちかけます。これ以上家族が犠牲になるのは嫌だと号泣するエマノーマンは「みんなで一緒にここから逃げよう。」と笑いかけました。もう頼れる大人はいません。化け物から逃げ、生き残るための戦略を何とか考えなければとエマは心から強く思うのでした。

白ずくめの服、首筋の「マイナンバー」

いや~。信じていた大好きな「ママ」が、自分たちを食料として育てていたなんて‼とてもショックですよね?今まで普通に過ごしていた日常すべてがなんだか疑わしく思えてきます。第1話の終わりはエマとノーマンの会話で終わっていましたが、「コニーはまだ出発していない」と言ったレイまでも怪しい気がします。いつも3人一緒なのに、なぜレイはリトルバーニーを届けに行かなかったのだろう…。

物語の最初から、ものすごい衝撃を受けたと同時に、これからの脱出作戦がどのようにして計画されるのか楽しみな気持ちになりました。みんな、無事に「鬼」から「外」の世界へ逃げることができるのでしょうか。

はじめに気になったのは、白ずくめの服。きっと、清潔感を出すためなのかなと思いましたが、どうやら少し違うようです。清潔感ではなく、汚れが目立つため₌衛生管理をしているのだとのちの話で分かってきました。おいしいごはんを与えられるのも、栄養管理をしっかりすることで良い「食料」へとなるのです。なにせ、お金持ちが買う「人肉」ですから。

怖い。こ、怖すぎる。

首筋の「マイナンバー」。これものちの話で分かることですが、個別の認識番号であり、ママが管理をしているのだとか。GPSでもついているのでしょうか?だとしたら、リトルバーニーを車の下に置き忘れたのが誰なのか、ママは知っているんですよね。あの日、エマとノーマンがあの場所にいたということを。鬼が持っている納品番号チェックリストの一番上に

221946319481194

と書いてありましたが、これはノーマン、エマ、レイの首筋に記されている番号と同じなのです。3人が望まない結末で「外」の世界に連れていかれる前に、ぜひ、脱出成功してほしいです。

 

「約ネバ」作者はどんな人?

こんなに面白い作品を作り出した原作者は、白井カイウ先生。なんと、本名どころか性別・生年月日・年齢まで非公開とのこでした。現在わかっている情報は、

・岐阜県生まれ。四年制大学を卒業したあと、一般企業へ就職した。退職後、プロのマンガ作家を目指し活動を始めた。

白井カイウ先生は、2015年6月読み切りの作品「アシュリー・ゲートの行方」でデビューしています。プロのマンガ作家としてまだ活躍されたばかりなんですね。翌年2016年2月読み切りの「ポピィの願い」で、「約束のネバーランド」でもタッグを組んでいる出水ぽすか先生との作品を生み出しました。

この3作品に対して僕が思ったこと。それは、「人間」は様々な過去や環境を持ちながら、「感情」や「理性」をうまくコントロールして成り立っている社会で生きているということ。一見当たり前のことですが、要するに、世の中キレイごとばかりではないですよー‼と白井カイウ先生から強く発信されているように感じました。

この「当たり前」と思って過ごしている日々はもしかしたら自分だけがそう思っているのかもしれない。ちょっと見方を変えると、物事が違って見えてくるのかもしれない。こんな風に普段の自分の「当たり前」を覆す物語が、人を引きつける魅力のひとつです。

 

出水ぽすか先生の天才的な絵

 


絵が繊細で、タッチがとてもきれいです。「約束のネバーランド」内では、細部まで絵のこだわりがあり、登場人物の背景にあるメモの中にまで物語のヒントが隠されているそうです。アニメではなくまずはマンガから読んでみよう!という方は、目を凝らして細かなところまでチェックしながら読むことをぜひぜひおすすめします。

 

最後に

アニメ「約束のネバーランド」は、2020年7月9日~フジテレビ”ノイタミナ”にて1期再放送(予定)、2期は2020年10月に放送予定だそうです。2020年12月18日には、ついに、豪華キャストによる映画化も決定しています。まだ観たことのない人も、マンガを読んでいる人も、要チェックな作品ですね。

「約束のネバーランド」はU-NEXT、amazonプライム・ビデオ、dアニメストアアニメ放題、Hulu、FODプレミアムで観ることができます。(2020年4月現在)