インクレディブル ハルクのあらすじを徹底解説!なぜスタークが登場?

 

こんにちは、福です。

男性なら誰しも憧れるマーベルのヒーロー作品。

引用元:Amazon

しかし、まだマーベル作品を観たことがないという方(特に男性陣!)に必見の1作をご紹介したいと思います。

それは「インクレディブル・ハルク」です。

マーベル作品の有名どころですと、「アベンジャーズ」を連想する方が多いかと思います。しかしタイトルは知っているけど、内容はわからないし、そもそも登場人物もわからないという方も多いはず。

「ハルク」はアベンジャーズの創立メンバーとしても知られています。そんなハルクと「インクレディブル・ハルク」を紹介していきたいと思います。

 

ハルクってそもそもどんなキャラクター?

マーベルヒーロートップクラスの腕力があり、アベンジャーズ内でも屈指のパワーを誇る「超人ハルク」。暴走すればヒーロー1人では太刀打ちできないほどの力の持ち主。そもそも、そんな「ハルク」はなぜ誕生したのでしょうか?

世間に知られる「ハルク」は緑色をした怪力の巨人のイメージですが、元は普通の人間でした。
天才的な物理学者「ロバート・ブルース・バナー」は新型爆弾ガンマ・ボムを開発するため、日夜研究を行っていました。

そんなある日、新型爆弾ガンマ・ボムの実験中に研究施設に迷い込んだ少年を助けるため、バナーは通常致死量である大量のガンマ線を浴びてしまいます。

奇跡的に生還を果たしたバーナーでした。しかし「負の感情」つまりは、怒りや憎しみなどの感情のたかぶりによって、人間離れした怪力を持つ緑色の巨人へと変身してしまう体質になってしまいました。

原作のストーリーでは、悲しい過去を持つ天才物理学者だったんですね!
そんな「超人ハルク」はアメコミで人気を博し、アニメや実写ドラマ化されるなど人気キャラクターへ成長。

そんな人気キャラクターハルクを描いた「インクレディブル・ハルク」をご紹介していきます。

ネタバレもありますよ~!

 

「インクレディブルハルク」の前に

今回オススメする「インクレディブル・ハルク」が発表された2008年よりも前に、「ハルク」は実写映画化されていたことをご存知ですか?

「ハルク」は2003年にアン・リー監督製作のもと発表されています。この「ハルク」は人間ドラマを中心にしたストーリー展開でしたが、ヒーローものを期待した作品だけに、評価は得られず、興行成績もイマイチでした。

しかし、こちらはDC作品にはなりますが、バットマンの宿敵である「ジョーカー」(2019年公開)では、精神疾患を抱えて社会から隔絶された人間がいかに凶悪犯になっていくか、という話になって話題となりました。

「ジョーカー」と同じ人間模様を描いた前作「ハルク」は時代を先取りしすぎたのかも知れませんね。「ハルク」(2003年公開)も要チェックだと思います。

そんな「ハルク」でしたが、フランス人映画監督ルイ・レテリエが指揮し、マーベル作品の全てを同一世界として捉えた「マーベル・シネマ・ユニバース」プロジェクトのもと「インクレディブル・ハルク」は作り上げられました。

アメコミで活躍する単体ヒーローが同一の世界で、力を合わせる夢の共演、男性なら誰しも胸ときめく展開ですよね?!その布石となる「インクレディブル・ハルク」

また、ルイ・レテリエ監督は日本の漫画である「聖闘士星矢」の大ファンであり日本人からしても観やすい作品になっているのではないかと思います。

そんな「インクレディブル・ハルク」とはどんな作品なのか、あらすじを紹介していきたいと思います。

 

インクレディブルハルクのあらすじ

はじまりからこだわった製作

インクレディブル・ハルクの始まりは、タイトルバックから始まっています。

天才物理学者ロバート・ブルース・バナーがまだ「博士」と呼ばれていた頃のお話から丁寧に作り上げられています。

研究に勤しむバナーは、軍からの要請を受けガンマ線照射実験を行っていました。

しかし、実験の途中に失敗し事故を起こしてしまいます。最愛の人ベティをその事故に巻き込んでしまいます。その上、緑色の大男へと変身する体質となり、アメリカ軍将軍のロス父娘を負傷させ、大学の研究室を破壊してしまい軍からも追われる立場になってしまいます。

作品を凝縮させたいというルイ・レテリエ監督の想いが伝わるようなタイトルバックの作り込みですね!

失意の中、身を隠し治療法を探すため一路ブラジルへ

そして本編に入ります。ベティとの別れで失意の中、軍から逃れるためバナーが辿り着いたのはブラジルのリオデジャネイロ最大級のファベーラ(貧民街)「ホッシーニャ」地区。そこからバナーの逃亡生活はひっそりと始まります。

ガンマ線照射実験失敗により、致死量のガンマ線を浴び奇跡の生還を果たしたバナーでしたが、「負の感情」つまりは、怒りや憎しみなどの感情のたかぶりによって、人間離れした怪力を持つ緑色の巨人へと変身してしまう体質になってしまいました。

その変身の原因を突き止めるために、また根本的な治療を治すためにブラジルでは国民的な炭酸飲料水を製造するガラナソーダ工場に勤めながら、その治療法を探していきます。

心拍数が200を超えるとハルクへ変身してしまう事実を突き止め、合気道のインストラクターに教えを乞います。そのインストラクターがなんと、グレイシー柔術でおなじみヒクソン・グレイシーその人。

ヒクソン・グレイシーといえば日本でも活躍した柔術家・総合格闘家でもあり、総合格闘家としては完全無敗のまま引退した生ける伝説。

男性なら、グレイシーの名前を聞いただけでワクワクしてきますね。

そんな、合気道の達人から呼吸法を学び心拍数制御をし、薬草などを用いて自身が暴走しないように、根本的な治療法の発見に注力します。

バナーのおっちょこちょいで軍が動く

その一方で、ガンマ線照射実験の失敗をしたアメリカ軍のロス将軍はバナーの行方を探します。

そして、軍はバナーを見つけ出します。なぜ、バナーは見つかったのでしょうか?
それは、バナーがひっそりと隠れ生活するために勤めていたあのガラナソーダ製造工場内にて起こります。

潜伏しているのですから細心の注意を払うべきですよね。けど、人生そんなに上手くいきません。何が起こったのでしょうか?

なんと、バナーが働くガラナソーダ製造工場のガラナを飲んだ一般市民がハルクのようになっちゃったんです!

そんな事例があったら、いやでも軍の目につきますよね。なぜ、そんなことが。
それは、バナーが油断して自分の血をガラナソーダに混入させちゃったんですね。

それを見逃さないのが、アメリカ軍のロス将軍。そして、ロス将軍はバナーを捕獲するために精鋭部隊を招集。その精鋭部隊の中でも、ロシア生まれ英国育ちで海兵隊時代には数多くの戦績を挙げた強者エミル・ブロンスキーが先陣を切ります。

エミル・ブロンスキーは昇進や昇級などには興味がなく、むしろ戦場の第一線で戦う事を強く望む最強のソルジャーでした。戦場が危険であれば危険なほど前線へ向かおうとする酔狂な兵士がロス将軍指揮のもとブラジルのホッシーニャへ送り込まれます。

周囲の異変に気づき逃れようとするバナー

ある日バナーは周囲の異変に気づきます。そこで、今の生活拠点を捨てて再度逃亡を図ります。しかし、米陸軍が取り囲み徐々に逃げ場を奪われていきます。

追い詰められたバナーは、勤めていたガラナソーダ工場へ逃げ込みます。追われるバナーの心拍数は急上昇。ついに心拍数200を超えてしまいます。

ガラナソーダ工場の設備などを破壊し、米陸軍の精鋭たちも震え上がります。最強の兵士エミル・ブロンスキーも人智を超えたパワーを持つハルクを取り逃してしまいます。

エミル・ブロンスキーは、ハルクとの再戦を強く望みます。また、ハルクの驚異的なパワーに惹かれ、その力を我がものにしたいと思い始めます。

そこに、ロス将軍からの悪魔の提案が。

逃げ切ったバナーが向かった先は

命からがら逃げ切ったバナーは、メキシコへ流れ着きアメリカへ。事故以前に保管していた自身のデータを回収するために勤めていたカルバー大学へ向かいます。

そこで、運命の再会。ガンマ線照射実験の失敗で別れたベティは何とバナーの研究データを保管していました。そして彼女は、バナーと行動を共にする事を決意します。

バナーとベティは、ガルバー大学の研究施設に向かいますが、そこで待ち受けていたのは。

ロス将軍から悪魔の提案を受けたエミル・ブロンスキーでした。エミル・ブロンスキーは、ハルクと同等の力を得るために超人血清を骨髄と筋肉の奥深くに投与され超人兵士へなりました。

ガルバー大学では、超人兵士となったエミル・ブロンスキーが戦車や軍の兵器などを用い待ち構えます。エミル・ブロンスキーは手に入れた超人的な自身の力を誇示するかのように、バナーを挑発し戦います。

結果、エミル・ブロンスキーはハルクの力に敵わず大敗を喫し重症を負い、捕獲も失敗に終わります。しかし、超人血清を投与されたエミル・ブロンスキーの回復力は驚異的で、再び超人血清を投与され、数日で全回復します。

ハルクを倒すために、彼が向かった先は。

バナーの協力者「ミスター・ブルー」との再会

「ミスター・ブルー」の正体とは、一体誰なんでしょう?
名前は、サミュエル・スターンズと言い、グレイバーン大学で非常に優秀な頭脳を持った細胞生物学者です。バナーとはネットで知り合い、バナーの血液サンプルをもとに治療法の確立を依頼していました。しかし、彼はマッドサイエンティストでした。

マッドサイエンティストといえば、スパイダーマンのドクター・オクトパスやバッドマンのスケアクロウ、ポイズンアイヴィー、ミスター・フリーズなどが有名ですね!
マッドサイエンティストは、敵役に抜擢されることが多いポジションですが、インクレディブルハルクでは違います。

サミュエル・スターンズのもとを訪れた軍に追われるバナーとベティ。それを受け入れ、バナーの治療を行います。しかし、そこはマッドサイエンティストのサミュエル・スターンズ、転んでもただでは起きません。

なんとバナーが送った血液サンプルを密かに培養し、マウスや人体実験を行っていました。その事をバナーに正直に告白すると、バナーは全てを破棄するように警告しますが。

新たなモンスターの誕生

しかし、折角の研究成果を無下に出来ず、サミュエル・スターンズは警告を無視します。その直後、超人血清を投与されたエミル・ブロンスキーがグレイバーン大学でバナーを捕獲しようと襲撃してきます。

その時、培養していたバナーの血液サンプルの培養をサミュエル・スターンズを脅して投与させるエミル・ブロンスキー。その結果、アボミネーションという怪物を生み出していまします。

ただでさえ、超人血清を過剰投与していたエミル・ブロンスキーがバナーの血液サンプルを取り込み生まれてしまったアボミネーション。

アボミネーションは、ハルクと同等の力を持ちます。しかし、変身後も自我を持ち会話が出来るなど知能も正常にあります。

なんて恐ろしい怪物をサミュエル・スターンズは生み出してしまったのでしょうか。

最後の決戦はブロードウェイ

アボミネーションという、怪物並みの力を手にしたエミル・ブロンスキー。彼は、ハルクを倒し最強となるため、ハルクを誘き出すために、ブロードウェイで破壊の限りを尽くします。

そうして現れたハルクを海兵時代多くの戦績を残した最強兵士の格闘技術で追い詰め倒してしまいます。そして、軍に反乱を起こしたアボミネーションを倒すため、ハルクの援護をしていたロス将軍やベティにも襲いかかります。

最愛の人ベティを守るため、ハルクは再び立ち上がりアボミネーションを倒します。

この迫力は是非、映像で観てもらいたいです!

アイアンマンであるトニー・スタークが登場

激しい戦闘を終え、世界は再び平穏な日常を取り戻します。
バナーはコロンビアへ、ベティは彼を思いながらもまた日常へ戻っていきます。
ロス将軍は、ガンマ線照射実験失敗の責任を問われ職を解かれてしまいました。

そんなロス将軍のもとに、アイアンマンであるトニー・スタークが現れます。

マーベルの世界がクロスオーバーする「マーベル・シネマティック・ユニバース」でアベンジャーズ結成への期待が予感される重要なシーンですね!

 

まとめ

インクレディブル・ハルクのあらすじをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

これまでは、マーベル作品は単体で見るものでしたが、「マーベル・シネマティック・ユニバース」により、クロスオーバーな世界が繰り広げられヒーロー同士が同じ映画に出演します。
その中でも、映画インクレディブル・ハルクの主人公ハルクはアベンジャーズ創立メンバーとされています。
これからマーベル作品を鑑賞する方は是非観ておいていただきたい1作です。

インクレディブル・ハルクが見られるのは、

(2020年4月現在)