『ゲーム・オブ・スローンズ』って何?
『ゲーム・オブ・スローンズ』のドラマシリーズは、ジョージ・R・Rマーティンの大ベストセラーシリーズ『氷と炎の歌』をベースに制作されました。
物語の舞台は架空の大陸「ウェスタロス」です。このウェスタロスには7大王国が存在するのですが、その全ての王国を支配する「鉄の玉座」を懸けて各王家の争いが勃発するのです!
そんな『ゲーム・オブ・スローンズ』が、最終章を迎えました!
全8シリーズを通して紡がれてきた壮大な物語は、どんな結末を迎えるのか?最後に「鉄の玉座」に座るのはどの王家の誰なのか?その答えがついに明らかになります!!
『ゲーム・オブ・スローンズ』最終章の登場人物はどんな人物なの?
本作には7つもの王家が登場するので、ビックリする位、登場人物が多いんです!
どの人物も物語に欠かせない重要人物なので全て紹介したい気持ちはやまやまですが、今回は『ゲーム・オブ・スローンズ』最終章に出てくる主要な登場人物である8人をご紹介したいと思います!
※全シリーズを通してのネタバレの箇所あります。未見の方は閲覧注意です!
ちなみに『ゲーム・オブ・スローンズ』最終章の吹き替え声優に関しては、こちらの記事をチェックしてくださいね。
福 ついに『ゲーム・オブ・スローンズ』の最終回がやってきてしまいましたね。海外ドラマ好きな僕ですが、この『ゲーム・オブ・スローンズ』は海外ドラマの最高峰って言ってもいい作品だと思います。 『ゲーム・オブ・[…]
デナーリス・ターガリエン
デナーリス・ターガリエンを演じているのは、エミリア・クラークです。吹き替えは清水理沙が担当しています。
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このデナーリス・ターガリエンは、「狂王」と呼ばれるエイリス・ターガリエンの末娘に当たります。
反乱によって王の座を奪われた父親の死後に生まれた彼女は、王位を狙う兄ヴィセ―リス(ハリー・ロイド)に虐げられて育ちます。
ヴィセーリスはウェスタロスを征服するためにドロゴ軍を手に入れたいと考え、デナーリスをドスラク騎馬民族の長であるカール・ドロゴ(ジェイソン・モモア)と政略結婚させます。最初はドロゴを恐れていたデナーリスでしたが少しずつ彼のことを理解し、愛するようになりました。
しかしドロゴは、魔女によって殺されてしまいます。
デナーリスは彼の死後、3匹のドラゴンを孵化(ふか)させて「ドラゴンの母」となりました。この時に生まれたドラゴンは、自身の2人の兄と夫にちなみレイガル・ヴィセーリオン・ドロゴンと名付けられました。
その後、数々の試練を乗り越えた彼女はティリオンを「女王の手」として迎えます。鉄諸島のグレイジョイ兄弟と同盟を結んだデナーリスでしたが、タイレル家やマーテル家との同盟は上手くいきませんでした。
ジョン・スノウ(第3項でご紹介)一行が「壁」の向こうで「ホワイト・ウォーカー」を捕らえることを許したデナーリスは、彼らのピンチに手を差し伸べます。しかしその際、「夜の王」の攻撃によってドラゴンのヴィセーリオンを失ってしまいます。
助けられたジョンはデナーリスへの忠誠を誓い、サーセイとは休戦協定を結ぶことにしました。
亡き父に代わり自分こそが王の正当な継承者であると信じ、7王国奪還を目指して奮闘するデナーリス。そんな彼女は玉座奪還に向かって着々と計画を進めていますが、最終的にその目的を果たすことはできるのでしょうか?
ティリオン・ラニスター
ティリオン・ラニスターを演じているのは、ピーター・ディンクレイジです。吹き替えは森川智之が担当しています。
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ラニスター家の第三子ティリオン・ラニスターは、小人症のため「小鬼(インプ)」と姉サーセイに忌み嫌われていました。
しかし彼にはとても高い知性があり、敵に対しては残虐な行為も平然と行うという冷酷な一面も持ち合わせていました。その反面、不当な扱いを受けた者には心優しい一面を覗かせることもありました。
ある時、ジョフリー王の殺害を疑われたティリオン。ヴァリス(コンリース・ヒル)の助けでなんとか南部エッソスへ逃亡することに成功します。
その後、姉サーセイへの復讐を決意し、デナーリスの7王国征服を助けることとなります。ティリオンはデナーリスの信頼を獲得し、「女王の手」に就任しました。 デナーリスとジョンの同盟を取り持ったティリオンは王都に潜入します。
デナーリス達の同盟軍が「ホワイト・ウォーカー」と戦う間、サーセイとの休戦協定をジェイミーに申し出たティリオン。彼の根回しのおかげで、なんとか協定を結ぶことに成功します。
家族への復讐を誓い、デナーリスが真の女王に相応しいと考えるティリオンは、最終章でもきっと重要な役割を担うことになるでしょう!
ジョン・スノウ
ジョン・スノウを演じているのは、キット・ハリントンです。吹き替えは花輪英司が担当しています。
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北部の総督エダード・スターク(ショーン・ビーン)の落とし子(愛人に産ませた子)として育ったジョン・スノウ。ちなみに「スノウ」は落とし子の俗称で、この地方で産まれた落とし子は「〇〇〇(名前)・スノウ」という名前が付けられます。
はじめのうちは劣等感を持っていた彼でしたが、「冥夜の守人(ナイツ・ウォッチ)」として働くことで自分の居場所を見つけます。その後、野人との交流や内乱を乗り越えたジョンは、第998代「冥夜の守人」総帥にまで登りつめます。
そしてジョンは、ホワイト・ウォーカーの脅威に備えてウィンターフェルに帰還しました。落とし子である彼はウィンターフェルの領主にはなれないため、義妹サンサ・スタークが領主の座に就きました。しかし実際に軍を取り仕切るのはジョンであったので、彼は「北の王」と呼ばれるようになりました。
またジョンは、いがみ合っている7王国の王たちを集め、力を合わせてホワイト・ウォーカーに立ち向かうように進言するのでした。
その後、デナーリスと恋に落ちるジョンですが、実はジョンの母はエダードの妹リアナであり、父はデナーリスの兄レイガー・ターガリエンであることが分かります。つまり2人は叔母と甥の関係だったのです。
本作の中心人物であるジョンですが、最終章でもきっと先陣を切ってホワイト・ウォーカーと戦ってくれることでしょう!?
サーセイ・ラニスター
サーセイ・ラニスターを演じているのは、レナ・ヘディです。吹き替えは本田貴子が担当しています。
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ターガリエン家を根絶させ王位に就いた前王ロバート・バラシオン(マーク・アディ)の妃で、現在のウェスタロスの女王サーセイ・ラニスター。しかし彼女がこの地位を手に入れるまで平坦な道のりではありませんでした。
まず夫であるロバートとの間に息子が生まれるのですが、生まれてすぐに亡くなってしまいました。サーセイは息子の死を悲しみ、息子の遺体を手放すことを拒みます。しかしロバートが彼女を抑え込んでしまい、サーセイはロバートへ憎しみの感情を持つようになります。
その結果、サーセイは双子の弟で愛人のジェイミーとの間に近親相姦の末、3人の子どもを出産します(公的にはロバートの子とされています)。様々な事情が重なりロバートを殺した彼女は、3人の子どもたちを王に即位させるのですが、子ども達は次々と亡くなってしまいます。
権力を追い求めていたサーセイですが、もともとは彼女自身が王位に就くことには興味がなかったのではないかと伺えます。ですが子ども達を失ってしまったサーセイの守るべき物は玉座しか残されていませんでした。そんなサーセイでしたが、極悪非道な振る舞いでウェスタロスの民から反感を買っています。
このシリーズ最終章で、サーセイはどんな手段を使って玉座を守るのでしょうか?また玉座を最後まで守り抜くことができるのでしょうか?
ジェイミー・ラニスター
ジェイミー・ラニスターを演じているのは、ニコライ・コスター=ワルドーです。吹き替えは桐本拓哉が担当しています。
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ラニスター家長男でサーセイの双子の弟ジェイミー・ラニスターは、ハンサムで傲慢な剣の達人で通称「王殺し(キングスレイヤー)」と呼ばれています。サーセイとは近親相姦の関係にあり、彼女が産んだ3人の子どもの父親です。
ティリオンにとっては、心優しい兄でもありました。
ジェイミー自身は玉座に興味はないものの、サーセイを愛するが故に様々な悪行を犯していきます。その結果、敵に捕らえられて右手を失ったり、子ども達を亡くしたりと多くの悲劇に見舞われてしまうこととなるのです。
サーセイを愛する彼ですがシリーズ第7章では、サーセイがジョンたちとの休戦協定を破るつもりだと知り、ついに彼女との決別を決意します。
最終章でジェイミーはサーセイの元に戻ってくるのでしょうか?それともこのまま永遠の別れとなるのでしょうか?2人の禁断の恋も見届けずにはいられません!
サンサ・スターク
サンサ・スタークを演じているのは、ソフィ・ターナーです。吹き替えは津田美波が担当しています。
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スターク家長女のサンサ・スタークは、物語の序盤では王子様との結婚を夢見ている世間知らずなお嬢様でした。
しかしジョフリーやラムジーとの悲惨な結婚生活を経験したことで現実の厳しさを知り、「本心を隠してでも、状況に適応して生き延びていく」という生存戦略を練ります。万人に肯定される生き方ではないかもしれませんが、彼女が置かれた厳しい状況では効果的だったのは間違いありません。
実際、彼女の父や兄弟は死んでしまいますが、彼女は生き延び、次第に権力を持つことになっていきます。そしてウィンターフェルの女領主にまで登りつめるのです!
アリア・スターク
アリア・スタークを演じているのは、メイジー・ウィリアムズです。吹き替えは合田絵利が担当しています。
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スターク家の次女アリア・スタークは男勝りの性格で、異母兄弟ジョン・スノウからもらった長剣「ニードル」を使いこなす最強戦士という役柄です。
彼女の父が処刑され、スターク家は王都から追放されます。それは生き延びるために身分を隠したり、家族や友人を殺した者へ復讐をしたりする、波乱の人生の幕開けでした。 復讐を実行するためにアリアは厳しい試練に耐え、暗殺者「顔のない男」の能力を習得。
そしてシリーズ第6章の最後に家族を殺したフレイ家の当主ウォルダーを暗殺し、復讐を果たします。その後、故郷であるウィンターフェルに戻り、姉サンサと再会したアリア。そこでリトルフィンガーの策略を見抜き、サンサと協力してウィンターフェルを守ることになります。
アリアの「殺したい人リスト」には、まだ数人が残っていますが、最終章で彼女はすべての復讐を遂げることになるのでしょうか?
ブラン・スターク
ブラン・スタークを演じているのは、アイザック・ヘンプステッド・ライトです。吹き替えは福山潤が担当しています。
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スターク家の次男ブラン・スタークは、城壁や塔などの高い所に登るのが好きな少年でした。
そんなブラン少年は、遊んでいた塔の上でサーセイとジェイミーの密会現場を見てしまいます。サーセイとの秘密を守るため、ジェイミーに塔から突き落とされるブラン。昏睡状態となった彼は「三つ目の鴉(からす)」の夢を見続けました。
この事件のせいで下半身不随となったブランですが、自分の両足を犠牲に、過去・現在・未来を見通す「緑視」と呼ばれる幻視の力を手に入れたのです。その後、ブランは「緑視」の力と人に乗り移ってその体を操る力「狼憑き」の力を次第に開花させていきます。
「三つ目の鴉」であるブリンデン・リヴァースの指導を受けさらに能力を伸ばしてくブラン。しかしそのことを知った「夜の王」によって、「三つ目の鴉」ブリンデンは殺されてしまいます。彼の死後、ブランは自らが「三つ目の鴉」となります。
この特殊な力でブランは、混沌とした世界をどのように戦っていくのか注目です!
またこちらに『ゲーム・オブ・スローンズ』の俳優陣のことを書いておりますので、合わせてチェックしてみてくださいね。
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『ゲーム・オブ・スローンズ』はどこで見られるの?
『ゲーム・オブ・スローンズ』は、以下の動画配信サービスで見ることできます。
- Hulu
月額1026円(税抜)。2週間の無料お試しができます。 - amazonプライム・ビデオ
月額500円(税込)または年額4900円(税込)。30日間は無料でお試しができます。
今回は主要な登場人物である8人をご紹介してきましたが、これでもだいぶ端折って簡潔な説明なんです。実際のドラマでは数えきれない程の伏線が張り巡らされ、僕の口からは伝えきれない程たくさんの物語が紡がれています。
全8シリーズを通して描かれてきた壮大な物語は、どのようなクライマックスを迎えるのか?最後に「鉄の玉座」に座るのは誰なのか?その答えはぜひあなた自身の目でお確かめください!!
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