本日は、2018年に放映されたアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画である「ブラックパンサー(Black Panther)」の登場人物の1人で最強の女戦士である「オコエ」についてご紹介します。
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映画【ブラックパンサー】とは?
熱狂的ブームを巻き起こす!
「ブラックパンサー」は、アメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画です。
黒人の監督による黒人を主人公にした映画で、キャストや制作スタッフの多くが黒人で構成されていて、ヨーロッパやアフリカなど世界中からアフリカ系のプロが集結していたことで、大いに注目を集めました。
その注目度だけではなく、予想を超えた熱狂的ブームを巻き起こし、興行成績は目を見張るものがあります。
「ブラックパンサー」の北米においての興行収入は、「スター・ウォーズ」「アバター」に続き歴代3位という素晴らしい記録を達成しました!
設定が新鮮!ワクワク感がある
まずは主人公の設定が新鮮です。
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)初の黒人ヒーローということで、アメリカ国内はもちろんのこと、映画の領域を越えて世界が抱える社会問題とも大きく関わる作品となりました。
それだけではなく、主人公が国王なおかつスーパーヒーローであるという物語上の設定も斬新です。
最初から超人的なパワーを持っていたのではなく、国王の地位を受け継ぐことがブラックパンサーの地位を受け継ぐこととイコールになっているという、今までにない設定で観客の心を惹きつけました。
そして、作品の舞台となっている「ワカンダ」はアフリカにある架空の国ですが、MCU作品に今までなかった設定で、とても新鮮だと話題になりました。
【女性の強さ】がアピールポイント
この映画を語る上で避けて通れないのが、「女性の役割の重要性や強さを物凄く感じることが出来る作品だ」という点です。
主人公は男性(国王=ブラックパンサーの「ティ・チャラ」)ですが、彼を取り巻く重要な登場人物は女性ばかりです。
主人公の妹「シュリ」は、ブラックパンサーのスーツなどを開発する天才科学者ですが、これまでのアクション映画では男性がこの手の役を演じることが常識でした。
そして注目の最強女戦士で国王直属ボディガードの「オコエ」は、女戦士で構成された親衛隊をまとめています。
作品全体を通し、人種や性別など多くの面でこれまでの映画の常識とは違った世界観を持っており、「他者との違いを受け入れ、壁を乗り越える」という力強いメッセージ性に、多くの観客が惹きつけられました。
最強の女戦士【オコエ】の魅力
どんなキャラクター?
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オコエ(女優:ダナイ・グリラ)は、ワカンダの国王親衛隊「ドーラ・ミラージュ」の隊長にして最強の女戦士で、国王ティ・チャラ直属のボディガードですが幼馴染みでもあります。
またワカンダ王族に絶対の忠実を誓っていて、自ら戦線におもむいてブラックパンサー(ティ・チャラ)をサポートしつつ、彼の成長を見守る存在でもあります。
凛々しく威厳ある振る舞いを崩さない生粋の女性戦士で、男顔負けの戦闘能力を持っていますが、一方でハイテク武器やツールの操作など数多くの技能をマスターしています。
たとえ恋人でも殺す?!
国王を裏切って反逆に転じた恋人ウカビの前に、オコエが立ちはだかるシーンはとても衝撃的!
ウカビから「恋人を殺すのか?」と聞かれるも「祖国のためなら」と言い放ち、手にしていた槍先をウカビののど元に突きつけます。
そして…「ためらわず殺す」と言ってのけます。
髪を剃って役に臨んだ女性たち
ワカンダの最強戦士集団である「ドーラ・ミラージュ」に所属する女性たちはスキンヘッドですが、「ブラックパンサー」の撮影のために全員が実際に髪を剃ったそうです!
オコエを演じている女優ダナイ・グリラは「部隊を結成する時が面白かった。頭を剃るから、たちまち仲間意識が芽生えた。」と振り返っています。
この撮影秘話からも、「ドーラ・ミラージュ」の圧倒的なチームワークを感じることが出来、映画の中での女戦士たちの迫力ある戦いぶりもうなずけます!
まとめ
ここまで、映画「ブラックパンサー」とその中に登場する最強の女戦士オコエについてご紹介しました。
・北米においての興行収入は、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」「アバター」に続く歴代3位という大記録を達成した。
・主人公が黒人のヒーローであることや、一国の国王でありながらスーパーヒーローであるという物語上の設定も斬新で、熱狂的なブームとなった。
・女性の強さや、役割の重要性がアピールポイントである。
・国王の親衛隊をまとめている「オコエ」は最強の女戦士で、祖国のためならばたとえ恋人でも殺すという忠誠心の持ち主。
・国王の親衛隊「ドーラ・ミラージュ」の隊員役の女優たちは全員、実際に頭を剃り上げて撮影に臨んだほど、結束が固い。